ゆかり‐の‐いろ【縁の色】
《古今集・雑上の「紫の一本(ひともと)ゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」から》紫色。「春も惜し花をしるべに宿からん—の藤の下陰」〈拾遺愚草・上〉
ゆき【雪】
1 雲の中で水蒸気が昇華し、成長した氷の結晶となって降ってくる白いもの。また、それが降り積もったもの。結晶は六方対称形が多いが、気温や水蒸気の量により形はいろいろ変わる。《季 冬》「宿かさぬ灯影...
ゆき‐くれ【行き暮れ】
目的地に行く途中で日が暮れること。「宿借らむ行方も見えずひさかたの天の河原の—の空」〈千五百番歌合・一四〉
ゆきぐに【雪国】
川端康成の小説。昭和10〜12年(1935〜1937)、さらに昭和22年(1947)発表。雪国の温泉町を舞台に、無為徒食の男島村と芸者駒子との交情を通し、人間の宿命的な生の悲しみを描いた叙情的作品。
ゆくはし【行橋】
福岡県東部、周防灘(すおうなだ)に面する市。もと宿場町の行事(ぎょうじ)と市場町の大橋を中心に発展。米作や野菜・果樹栽培が盛ん。人口7.0万(2010)。
ゆさん‐やど【遊山宿】
遊山のための宿。また、遊女屋。「伊勢の古市、中の地蔵といふ所の—に身をなして」〈浮・一代女・六〉
ゆざわ【湯沢】
新潟県南東部、南魚沼郡の地名。三国街道の宿場町として栄え、古くからの温泉と観光の町。苗場などのスキー場がある。越後湯沢。
ゆ‐な【湯女】
1 湯泉宿で客の接待をした女。 2 江戸時代、江戸・大坂などの湯屋にいた遊女。
ゆ‐やど【湯宿】
温泉場の宿屋。温泉をひいた旅館。
ゆゆし・い【由由しい/忌忌しい】
[形][文]ゆゆ・し[シク]《「ゆ」は神聖の意の「斎(ゆ)」と同語源》 1 程度がはなはだしい。また、重大である。容易ならない。「—・い事態」 2 神聖で恐れ多い。慎むべきである。「言はまくも—...