命(いのち)は鴻毛(こうもう)より軽(かる)し
《司馬遷「報任少卿書」から。「鴻毛」は、鴻(おおとり)の羽毛で、きわめて軽いもののたとえ》命を捨てることは、少しも惜しくない。→死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し
いま【今】
[名](副詞的にも用いる) 1 過去と未来との境になる時。現在。ただいま。 ㋐時間の流れをとらえた瞬間。この時。「—はちょうど一〇時だ」「—は手が離せない」「—考えているところだ」 ㋑近い過去...
いま‐いち【今一】
[副]《「今一つ」から》少しだけ不足しているさま。もう一息。「—迫力がない」「調子は—だ」
いま‐すこし【今少し】
[副]もう少し。もうちょっと。「—待ってください」
いま‐に【今に】
[副] 1 近い将来に関する推量または決意を表す。そのうち。いずれ必ず。「この空では—雨が降る」「—やっつけてやる」 2 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)以前の事柄が今に至るまで変わらない...
今(いま)に始(はじ)め◦ぬ
前からあったことで、今急に始まったことではない。少しも変わったことではない。「弓矢取る身のならひ、—◦ぬ事なれども」〈曽我・九〉
寝(い)も寝(ね)られ◦ず
眠ることもできない。少しも眠れない。「恐ろしくて—◦ず」〈更級〉
いよ‐ざね【伊予札】
鎧(よろい)の小札(こざね)の一種。伊予の職人により考案された。多くは鉄製で、左右の両端を少し重ねてとじ合わせる。室町時代ごろから流行した。伊予小札。
い‐らん【違乱】
1 秩序を乱すこと。また、物事が乱れること。「今度の御即位に—なくめでたき様を」〈平家・四〉 2 他人の考え・行為に反対すること。「家財残らず娘のお亀婿の与兵衛夫婦に譲り申し候。外(ほか)より—...
いり‐くみ【入(り)組み】
1 物事が複雑に絡み合っていること。「二人にとっては、もう少し気持の—の深い問題には」〈里見弴・今年竹〉 2 地勢や権利の関係などで土地の境界が複雑なこと。また、その所。「給所給所の—にて、地割...