か‐さんすい【仮山水】
庭園内の築山(つきやま)と泉水。
かれ‐さんすい【枯山水】
池や流水を用いず、石と砂で山水の風景を表現する庭園形式。室町時代に伝わった宋・明の水墨画の影響による。竜安寺(りょうあんじ)庭園などが有名。涸山水(こさんすい)。かれせんすい。こせんすい。
かれ‐せんすい【枯山水】
⇒かれさんすい
が‐さんすい【画山水】
山水を描いた絵。また、画中に描かれた山水。多く水墨画についていう。
きんぺき‐さんすい【金碧山水】
東洋画の技法の一。緑青(ろくしょう)や群青(ぐんじょう)で描いた山水画の山や岩の輪郭線に金泥を添え、装飾的効果を高めたもの。
こ‐せんすい【枯山水】
「枯(かれ)山水」に同じ。
さんこう‐すいちょう【山高水長】
山がいつまでも高くそびえ、水がいつまでも流れているように、聖人君子の徳が長く伝わること。
さんし‐すいめい【山紫水明】
山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいことをいう。「—の地」
さん‐すい【山水】
[名] 1 山と水。山と水のある自然の景色。 2 築山(つきやま)と池とがある庭園。「枯(かれ)—」 3 「山水画」の略。 4 山から出る水。やまみず。〈日葡〉
[形動ナリ]ものさびしいさま...
さんすい‐おとこ【山水男】
みすぼらしい身なりの男。「身こそ墨絵の—、紙表具の体なりとも」〈浄・反魂香〉