ごしちにち‐の‐みずほう【後七日の御修法】
《真言宗では御修法を「みしほ」とよみならわす》正月8日からの7日間、天皇の安穏・国家の繁栄・五穀の豊作などを祈って、宮中の真言院で、東寺の長者を導師として行われた真言の秘法。承和元年(834)空...
ごしゅ‐ほうし【五種法師】
「法華経」法師品に説く、修行者の五つのあり方。受持・読経・誦経(ずきょう)・解説(げせつ)・書写。ごしゅほっし。
ごしょう‐だいじ【後生大事】
1 後生の安楽をいちずに願うこと。 2 物事を大切にすること。「師の教えを—に守る」「空箱を—にしまっておく」
ご‐しん【誤診】
[名](スル)医師が診断を誤ること。また、その診断。「—して手当てが遅れる」
ごじし‐の‐にょい【五獅子の如意】
表に三鈷杵(さんこしょ)、裏に5匹の獅子を彫った如意。東大寺東南院に所蔵され、興福寺の法会で講師が手に持った。
ごじゅう‐そうでん【五重相伝】
浄土宗鎮西派で、宗義の秘奥を相伝する儀式。法然の往生記、弁阿の末代念仏授手印、然阿良忠の領解末代念仏授手印鈔(しょう)および決答授手印疑問鈔、玄忠曇鸞(どんらん)の凝思十念の五つを師が口授する。
ごず‐さん【五頭山】
新潟県阿賀野市と東蒲原(かんばら)郡阿賀町にまたがる山。標高912メートル。大同4年(809)弘法大師によって開山されたと伝えられる信仰の山。晴れた日には佐渡島まで眺望できる。山頂部に五つの峰が...
ごとべい‐どう【五斗米道】
中国、後漢末に起こった初期道教の宗教結社。2世紀後半、張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。自ら天師と称し、祈祷(きとう)によって病気を治し、謝礼として米5斗を納めさせた。孫の張魯(ちょうろ...
ごばん‐いし【御番医師】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、殿中表方に病人がでたときに診療に当たった医師。表御番医師。
ご‐ひつ【五筆】
口に1本をくわえ、両手・両足に各1本ずつ筆を持って同時に書をかくこと。昔、弘法大師が行ったという。「—の芸をほどこし、さまざまの神異ありしかば」〈神皇正統記・嵯峨〉