いりえ‐はこう【入江波光】
[1887〜1948]日本画家。京都の生まれ。本名、幾治郎。初め国画創作協会に加わり、同会解散後は制作とともに古画の模写・研究に努め、法隆寺金堂壁画の模写に従事。洗練された静澄な画風で、仏画・水...
いり‐め【入(り)目】
[名・形動] 1 費やした金高。経費。出費。「種々(さまざま)の—を幾晩かかかって漸く調べあげた積り書」〈露伴・五重塔〉 2 控えめなこと。また、そのさま。「—にもなく、又さし出でても見えぬ様に...
いわ‐だたみ【岩畳】
岩が幾重にも重なっていること。また、その所。埼玉県北西部の長瀞のものは、国の名勝および天然記念物。
インタルジア【intarsia】
象牙・螺鈿(らでん)・べっこう・金属などを木にはめこんで具体的な絵や幾何学的な図柄を表した美術品。寄木象眼細工。
イージー‐オーダー
《(和)easy+order》洋服の仕立てで、あらかじめ幾種類かの型を用意し、客のからだの寸法に応じて細部を修正し、仮縫いなしに仕立てる方法。 [補説]英語ではsemi-custom-made
うき【憂き】
《形容詞「憂し」の連体形から》うさ。心をなやますこと。つらいこと。「幾層(いくそ)の—を洩(も)らしそめぬ」〈一葉・十三夜〉
うっ‐けつ【鬱結】
[名](スル) 1 ふさがり滞ること。「血液が—する」 2 気分が晴れ晴れしないこと。鬱屈。「時子の胸に—した疑団(ぎだん)は幾らもあった」〈二葉亭・其面影〉
うね【畝/畦】
1 作物を植えつけたり種をまいたりするため、畑の土を幾筋も平行に盛り上げた所。 2 高い所と低い所が1のように平行して連なった物や形。波や地形・織物などにいう。「—のある生地」
うね‐ざし【畝刺(し)】
布を重ね、補強のために太い糸で畑の畝のように平行に幾筋も縫いつづること。また、そのもの。多く足袋に用いる。
うみ‐づら【海面】
1 海上。うみのおもて。「幾日も—が見えていた」〈犀星・花〉 2 《「つら」は傍らの意》海辺。海または湖のほとり。「さる—に出でゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈源・若紫〉