はし‐がき【端書(き)】
1 書物や文章の序文。まえがき。⇔後(あと)書き。 2 手紙文の終わりに書き添える文章。追伸。おってがき。 3 和歌などの前にその由来などを書き添える言葉。詞書(ことばが)き。端作り。
はつすがた【はつ姿】
小杉天外の処女小説。明治33年(1900)刊。序文は、わが国における自然主義文学論の先駆とされる。
ぶん【文】
[音]ブン(漢) モン(呉) [訓]ふみ あや [学習漢字]1年 〈ブン〉 1 模様。あや。飾り。「文質・文飾・文身(ぶんしん)」 2 言葉を写す記号。文字。「籀文(ちゅうぶん)・篆文(てんぶ...
ほん‐もん【本文】
1 序文・跋文(ばつぶん)・注解・付録などに対して、書物の主たる内容をなす部分の文章。ほんぶん。 2 注釈や訳文に対して、そのもととなる文章。原文。 3 典拠となる古典などの文句。「心ばへある—...
まえ‐がき【前書(き)】
[名](スル)本文に入る前に簡単に書き添えること。また、その文章。序文。端書き。序。⇔後書(あとが)き。
まえ‐づけ【前付(け)】
書籍・雑誌の本文の前に添える、扉・口絵・序文・端書き・目次など。⇔後付け。
まな‐じょ【真名序】
和書の、漢文で書いた序文。「古今集—」→仮名序
モーパンじょう【モーパン嬢】
《原題、(フランス)Mademoiselle de Maupin》ゴーチエの長編小説。1835年刊。序文の「芸術のための芸術」論が有名。
やぶのむくじゅうとうきょうけんぶつ【藪野椋十東京見物】
渋川玄耳(筆名、藪野椋十)の随筆集。朝日新聞に連載されたのち、明治40年(1907)刊行。夏目漱石が序文を寄せている。
らんていじょ【蘭亭序】
王羲之(おうぎし)が蘭亭の会のときに成った詩集「蘭亭集」に行書で書いた序文。原本は唐の太宗の陵墓に殉葬されたとされるが、種々の模本が伝わり、蘭亭帖(じょう)・禊帖(けいじょう)ともよばれて行書の...