ひけ【引け】
1 弱みを感じること。ひけめ。「彼は妙な—を感じた」〈佐藤春夫・都会の憂鬱〉 2 (「退け」とも書く)その日の勤務が終わって退出すること。「—の時間になる」 3 取引所で、立会時間の最後に行われ...
ひけあと‐けはい【引け跡気配】
取引所の立ち会いが終わったあとにあらわれる相場の人気や動向。
ひけ‐ぎわ【引け際/退け際】
1 1日の勤務などが終わって退出する直前。ひけどき。 2 地位・職務などから身を引くまぎわ。ひきぎわ。 3 取引所で、大引けに近い時分。また、そのころの相場。
ひけ‐すぎ【引け過ぎ】
江戸新吉原の遊郭で引け四つの拍子木を打ったあとの時刻。午後12時すぎ。
ひけ‐そうば【引け相場】
⇒大引け値段
ひけ‐とり【引け鳥】
1羽が飛ぶとそれに引かれて飛ぶ鳥。「—の我が引け往(い)なば」〈記・上・歌謡〉
ひけ‐どき【引け時/退け時】
その日の勤務・課業などが終わって退出する時刻。「オフィス街の—」
ひけ‐ね【引け値】
取引所で、立会時間の最後に行われる取引で成立した値段。→大引け値段
ひけねほしょう‐とりひき【引(け)値保証取引】
株式売買の注文者と証券会社が、引値(終値)で売買することを事前に取り決めておいて、取引時間終了後に市場外で約定すること。
ひけ‐め【引け目】
[名・形動] 1 自分が他人より劣っていると感じること。劣等感。気おくれ。「—を感じる」 2 自分で意識している弱み・欠点。「こちらにも—がある」 3 目立たないように、自分の言動などをおさえる...