せき‐てん【釈奠】
《「釈」「奠」ともに、供え物を置く意》陰暦2月と8月の上の丁(ひのと)の日に孔子を祭る儀式。古代中国では先帝先師の祭りの総称であったが、後漢以来孔子とその弟子を祭る大典をいうようになった。日本で...
せんしょう‐じ【専称寺】
山形市緑町にある真宗大谷派の寺。山号は最上山。蓮如の弟子、願正が文明15年(1483)現天童市に結んだ草庵に始まる。出羽五か寺の一。 福島県いわき市にある浄土宗名越派の本山。山号は梅福山。開...
ぜん‐ざい【善哉】
《が原義。梵sādhuの訳で、漢訳仏典に用いられる語》 [名]善哉餅のこと。関西ではつぶしあんの汁粉。関東では餅に濃いあんをかけたもの。 [形動ナリ]よいと感じるさま。喜び祝うさま。「上人...
ぜんりん‐じ【禅林寺】
京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山。山号は聖衆来迎山。開創は斉衡2年(855)、開山は空海の弟子真紹。以来真言道場であったが、承暦年間(1077〜1081)に永観が入寺して念仏道場とな...
そうこんしゅう【草根集】
室町中期の私家集。15巻。正徹の歌を弟子の正広が編集したもの。文明5年(1473)の一条兼良の序がある。収録歌数1万一千余首。
そうしゅう‐もの【相州物】
相模国の刀工の一派が鍛えた刀。鎌倉時代、鎌倉在住の新藤五(しんとうご)国光に始まり、その弟子岡崎正宗が大成。室町後期には中心が小田原に移り、末(すえ)相州物・小田原相州などと称された。
そう‐しょう【相承】
[名](スル)《「そうじょう」とも》弟子が師から、子が親から、学問・技芸・法などを次々に受け継ぐこと。「師資—」「父子—」
そうとう‐しゅう【曹洞宗】
禅宗の一派。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。名は、中国で大成した洞山良价と弟子の曹山本寂によるといい、また禅宗六祖慧能(えのう)が説法した曹渓と...
そう‐らい【草莱】
1 荒れ果てた草地。また、生い茂った雑草。「狐兎の踰(こ)ゆるに任せ—の埋むるに任せたる事」〈露伴・二日物語〉 2 荒れ地。未開の地。転じて、田舎(いなか)。「田疇(でんちゅう)ことごとく治まり...
そし‐ぜん【祖師禅】
祖師達磨の流れをくむ禅。教外別伝(きょうげべつでん)・不立文字(ふりゅうもんじ)を主張し、言語や文字によらず、直接師から弟子へ以心伝心で悟りが伝えられることを説く。南宗禅。