どころか
[副助]《副助詞「どころ」+副助詞「か」から》名詞または名詞に準じる語、活用語の終止形に付く。ある事柄を挙げ、それを否定することによって、あとの内容を強調する。「文章—、自分の名前も書けない」「...
ど‐しょうぼね【土性骨】
《「ど」は接頭語で、「土」は当て字》 1 性質・根性を強調、またはののしっていう語。ど根性。「—をたたきなおす」 2 人をののしって、その背骨をいう語。「—をへし折るぞ」
どっ‐ちらけ
《「しらけ」を強調した語》ひどく興ざめなことをいう俗語。
ドロップ‐キャップ【drop caps】
段落の冒頭を強調するイニシャルキャップの一。大きくした文字を行に埋まるように下げて配置する。→レーズドキャップ →ハンギングキャップ
どん
[接頭]名詞に付いて、まさにそれに相当するものであることを強調していうのに用いる。接頭語「ど」をさらに強めた語。「—じり」「—底」「—づまり」
どんかん‐りょく【鈍感力】
⇒スルースキル [補説]渡辺淳一の2007年の著書名。同年に小泉純一郎が、目先の支持率などにとらわれない政治姿勢を強調する発言のなかで引用し、一般に広く知られるようになった。
なあんて
[副助]《「なんて」の変化した語》 1 下に否定的な表現を伴って、ある物事を例示する。話し言葉で「なんて」を強調した、くだけた表現に用いる。…なんか。…などという。「大人—大うそつきだ」「できる...
な・い
[接尾]《形容詞型活用[文]な・し(ク活)》形容詞・形容動詞の語幹など性質・状態を表す語に付いて形容詞をつくり、その意味を強調する。「あどけ—・い」「せわし—・い」「切—・い」「はした—・い」
ないぶせいめいろん【内部生命論】
北村透谷による評論。明治26年(1893)「文学界」誌に発表。キリスト教的な生命の概念に基づき、封建的価値観に対置するものとして、近代的人間の内面の実存を強調。
無(な)いもせぬ
《「ない」を強調した表現》ありもしない。「—内を喰ひ費やすも気の毒なり」〈浮・好色盛衰記・四〉