セロ‐セチン【Cerro Sechín】
ペルー北西部にある先インカ期の遺跡。トルヒーリョの南約170キロメートルの町、カスマ近郊の丘の上に位置する。紀元前1800年頃から紀元前1200年頃のものとされ、石組みの神殿、兵士や神官を描いた...
そうしょく‐こふん【装飾古墳】
墓室の壁や石棺、横穴入り口の外壁などを、彩色画・浮き彫りなどで装飾した古墳。九州に多い。
たかお‐まんだら【高雄曼荼羅】
京都高雄の神護寺蔵の、現存する日本最古の両界曼荼羅。天長年間(824〜834)空海が唐から請来(しょうらい)した彩色原本をもとに赤紫綾地に金泥・銀泥の描線を用いて描いたもので、唐代の画風を的確に...
たかまつづか‐こふん【高松塚古墳】
奈良県高市郡明日香村にある7世紀末か8世紀初めの円墳。男女の従者像や青竜・白虎・玄武・星座などの極彩色の壁画が昭和47年(1972)に発見された。国の特別史跡。
たちばなふじん‐ずし【橘夫人厨子】
光明皇后の母、橘三千代の念持仏と伝える阿弥陀三尊像を安置する木造の厨子。法隆寺金堂天蓋(てんがい)を模した天蓋付きの龕(がん)と須弥座(しゅみざ)および台脚からなり、高さ約2.7メートル。三尊・...
タナグラ‐にんぎょう【タナグラ人形】
古代ギリシャで作られたテラコッタ製の彩色人形。ヘレニズム時代の風俗を表す。タナグラ地方の墳墓から出土したのでこの名がある。
たまむし‐の‐ずし【玉虫の厨子】
法隆寺に伝わる飛鳥(あすか)時代の宮殿形厨子。檜造り、外面は黒漆塗り。高さ226.6センチ。須弥座(しゅみざ)上の宮殿形は入母屋造り・錏葺(しころぶ)きで当代の建築様式を伝え、各部に施された透か...
たん‐え【丹絵】
墨摺(すみず)りに、丹の朱色を主として緑や黄などを筆で彩色した浮世絵。浮世絵版画の初期のもので、延宝年間(1673〜1681)末ごろからみられる。
たん‐が【淡画】
薄く彩色した絵。淡彩の絵。
たん‐さい【淡彩】
薄くいろどること。あっさりした彩色。⇔濃彩。