つじ‐ぎり【辻斬り】
昔、武士が刀剣の切れ味や自分の腕を試すために、往来で通行人を斬ったこと。また、それを行う者。特に江戸初期には禁令が出るほど横行した。
つじ‐こうしゃく【辻講釈】
《「つじごうしゃく」とも》道ばたで軍談や講談を語り、往来の聴衆から銭をもらうこと。また、その人。大道講釈。
てい‐きん【庭訓】
《孔子が庭で、子の鯉(り)に対して、詩経や礼記を学ばなければならないことを教えたという「論語」季氏の故事から》家庭教育。家庭での教訓。ていくん。
「庭訓往来」の略。
ていきんおうらい【庭訓往来】
室町時代の往来物。1巻。玄恵(げんえ)著と伝えられるが未詳。応永年間(1394〜1428)ころの成立か。1年各月の消息文を集めた初学者用の書簡文範。擬漢文体で書かれ、武士・庶民の生活上必要な用語...
てらこ‐や【寺子屋/寺小屋】
江戸時代の庶民の教育施設。僧侶・武士・神官・医者などが師となり、読み・書き・そろばんを教えた。教科書は「庭訓(ていきん)往来」「童子教」など。明治以後、義務教育の普及によって消滅。寺。寺屋。 ...
とおり【通り】
[名] 1 ㋐人や車のとおるところ。道路。往来。「にぎやかな—」 ㋑(「…どおり」の形で)地名・場所などを表す名詞の下に付いて、その道筋・道路である意を表す。「銀座—」「裏町—」 2 人や車が...
どう‐せん【同船】
[名](スル) 1 同じ船。 2 同じ船に乗り合わせること。また、その人。「先年宮の渡しに—したる人を、今日銀座の往来に見掛けて」〈福沢・学問のすゝめ〉 3 前に話題にのぼった、その船。
どう‐ろ【道路】
人や車などの通行するみち。往来。
ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】
貴人などにさしかけるため、柄を長くした傘。のちに、遊女が揚屋・引き手茶屋などへ往来するのにも用いた。ながえのからかさ。
ナトリウムイオン‐でんち【ナトリウムイオン電池】
蓄電池の一。正極にナトリウム金属酸化物、負極に炭素材などを使用し、両極をナトリウムイオンが往来する電池。リチウムイオン電池と異なり、希少なリチウムに比べ、安価で豊富に存在するナトリウムを用いると...