がんぶつ‐そうし【玩物喪志】
《「書経」旅獒(りょごう)の「人を玩(もてあそ)べば徳を喪(うしな)い、物を玩べば志を喪う」から》珍奇な物に心を奪われて大切な志を失うこと。
箕山(きざん)の志(こころざし)
《尭帝が自分に位を譲ろうとするのを聞いた許由(きょゆう)が、それをことわり箕山に隠れ住んだという「晋書」向秀伝の故事から》世俗の名利をさけて操を守り通そうという志。隠遁(いんとん)の志。
きったんこくし【契丹国志】
中国の歴史書。27巻。南宋の葉隆礼撰。1180年成立。契丹(遼)の歴史を紀伝体で記述したもの。
ぎし【魏志】
中国の歴史書「三国志」のうち、魏の国に関する史実を記した部分の通称。30巻。「蜀志(しょくし)」「呉志」とともに、晋の陳寿の著。魏書。
けんりょくへ‐の‐いし【権力への意志】
《(ドイツ)Wille zur Macht》ニーチェ哲学の中心概念の一。他を征服・支配し、自己生存の維持と拡大を図ろうとする生の根本衝動。存在の実相とされる。権力意志。
げいし【鯨志】
江戸中期の動物学書。1巻。梶取屋(かんとりや)治右衛門(山瀬春政)著。宝暦8年(1758)成立。同10年刊。鯨の名義と用途などを、挿絵入りで古来からの伝聞と実地の観察の両面から論じたもの。
鴻鵠(こうこく)の志(こころざし)
《「史記」陳渉世家から》大人物の志。壮大な考えのたとえ。大鴻の志。→燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや
こう‐し【厚志】
深い思いやりの気持ち。心のこもった親切。「御—ありがたく存じます」
こうし【合志】
熊本県中北部にある市。熊本市に隣接しベッドタウン化が進む。北部地域は穀倉地帯をなす。平成18年(2006)2月に合志町・西合志(にしごうし)町が合併して成立。人口5.5万(2010)。
こう‐し【孝志】
孝行を尽くす心。孝心。