さんじ‐かい【三事戒】
仏語。身・口・意の三業の戒。身を慎み、言語を謹み、意を清浄にすること。
さんじゅ‐じょうかい【三聚浄戒】
大乗仏教の菩薩(ぼさつ)戒を3種に整理したもの。戒めを守り一切の悪を防ぐ摂律儀戒、進んで善を行う摂善法戒、一切の衆生を教化(きょうけ)し益することに努める摂衆生戒。
さんまや‐かい【三摩耶戒】
仏語。密教で説く戒。菩提心(ぼだいしん)を起こした最初から心と仏と衆生の三つは平等一如であると信じて受持する戒で、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を授ける直前に授けられる。顕教一般の戒と違い、菩提...
し‐かい【四戒】
1 仏語。4種の戒め。作法どおり戒師から受戒し戒体を得て悪業(あくごう)を除く解脱(げだつ)戒、色界四禅に入ることによって止悪の働きを得る定共戒、見道以上の聖者が得る道共戒、三毒を断じて悟りを得...
しじゅうはち‐きょうかい【四十八軽戒】
梵網(ぼんもう)経に説かれる菩薩(ぼさつ)戒のうち、10の重い戒に対して、比較的軽い罪を戒めた48の戒。
しゃ‐かい【捨戒】
僧尼などが、受けた戒律を捨てて守らないこと。失戒。
しゃ‐かい【遮戒】
仏語。本来は悪ではないが、悪を行いやすくなるとして禁じた戒律。飲酒戒(おんじゅかい)など。→性戒(しょうかい)
しゃみ‐じっかい【沙弥十戒】
⇒十戒(じっかい)1㋐
しゅっけ‐ぐかい【出家具戒】
仏門に入って、僧尼となるための具足戒を受けること。
しょう‐かい【哨戒】
[名](スル)敵の襲撃を警戒して、軍艦や飛行機で見張りをすること。「領空を—する」「—飛行」