のち‐の‐よつ【後の四つ】
近世、吉原で引け時に拍子木を打って知らせる時刻。遊郭の終業時刻が一応正刻四つ(午後10時ごろ)とされていたのに対し、実際に終業するのは九つ(午後12時ごろ)で、その時に四つとして打った。引け四つ。
のべ‐がく【延(べ)楽】
雅楽で、延べ拍子を用いる曲。延べ物。→早楽(はやがく)
のべ‐びょうし【延(べ)拍子】
雅楽のリズムのとり方の一。8拍を一単位とするもので、早拍子よりもテンポがゆったりしている。→早拍子
のり【乗り】
[名] 1 乗り物などに乗ること。また、その人。「船—」 2 つりこまれること。調子づくこと。また、音楽のリズムなどにうまく合うこと。「—のよい曲」「悪—」 3 絵の具・白粉などの付きぐあい。...
のり‐こみ【乗(り)込み】
1 乗り物に乗り込むこと。「乗船切符を買い、さあ—と云うときに」〈福沢・福翁自伝〉 2 能の演技の型の一。右手の扇を上げて前にゆっくりと下ろし、前進する足を止めるとともに拍子を踏むこと。 3 江...
のり‐じ【乗(り)地】
1 調子に乗ること。調子に乗ってしゃべること。「少し—に声をはずますれば」〈一葉・われから〉 2 「乗り気」に同じ。「父が…余り—になったもんだから」〈木下尚江・良人の自白〉 3 謡曲で、大ノリ...
はく【拍】
[常用漢字] [音]ハク(漢) ヒョウ(ヒャウ)(慣) [訓]うつ 〈ハク〉 1 手のひらでたたく。うつ。「拍車・拍手」 2 (「搏」の代用字)鼓動する。「拍動/脈拍」 3 音楽のリズム。「拍...
はずみ【弾み/勢み】
1 はずむこと。勢いよくはね返ること。「ボールの—が悪い」 2 勢いがつくこと。調子づいて活気を帯びること。また、その勢い・活気。「仕事に—がつく」 3 そのときの思いがけない勢い。その場のなり...
ハバネラ【(スペイン)habanera】
19世紀前半、キューバに起こった、ゆるやかな二拍子のリズムをもつ舞曲。 [補説]作品名別項。→ハバネラ
はや‐がく【早楽】
雅楽で、早拍子(はやびょうし)を用いる曲。→延べ楽(がく)