ふり‐つ・ける【振(り)付ける】
[動カ下一][文]ふりつ・く[カ下二] 1 振り付けをする。振りをつける。「踊りを—・ける」 2 嫌ってすげなくする。「帰りますと、大きに—・けてやりんした」〈洒・遊子方言〉
ふり‐つづみ【振鼓】
1 二つの小型の鼓を互いに直角の向きに重ねて柄で貫き、胴の側面に玉のついた糸をつけ、振ると玉が鼓の皮に当たって鳴る楽器。舞楽などで用いられる。 2 1に似せて小型に作ったおもちゃ。でんでん太鼓。
ふり‐てがた【振(り)手形】
江戸時代、両替屋に預金をしている者が、その両替屋を支払人として発行した手形。また、両替屋間で、互いにその相手を支払人として発行された手形。記名式所持人払い。大坂で多く行われたので大坂手形ともいう...
ふり‐とば・す【振(り)飛ばす】
[動サ五(四)] 1 振って飛ばす。「傘の滴を—・す」 2 嫌ってはねつける。ふる。「気の向かない時には、小ぴどく客を—・しなどした」〈秋声・爛〉
ふり‐どけい【振(り)時計】
⇒振り子時計
ふり‐なわ【振(り)縄】
《「ぶりなわ」とも》縄に多数の木片を付け、その木片が海中で揺れ動いて底魚を網に追い入れる漁具。巻き網などで使う。
ふり‐にげ【振(り)逃げ】
[名](スル)野球で、一塁に走者がいない場合、または、いても二死の時、打者が三振し捕手がそのボールを捕球できなかった時に、打者が一塁に走ってセーフとなること。
ふり‐ぬ・く【振(り)抜く】
[動カ五(四)] 1 きちんと最後まで振る。ふりきる。「バットを—・く」 2 ふり放す。「相撲をば投げければ、—・きて二、三段ばかり投げられて」〈宇治拾遺・二〉
ふり‐は・う【振り延ふ】
[動ハ下二] 1 ことさらに物事をする。わざわざする。「かやうに—・へ給へるこそ、たけき心地すれ」〈源・薄雲〉 2 (「ふりはえて」の形で副詞的に用いる)わざわざ。ことさらに。「遠くおはしましに...
ふり‐はえ【振り延へ】
[副]《動詞「ふりはう」の連用形から》わざわざ。ことさらに。「御とぶらひに—物し給ふ人もあり」〈源・総角〉