ところ‐へ
[接]接続詞「ところに」に同じ。「又心配になる。—野々宮から電報が来た」〈漱石・三四郎〉
[連語](「…たところへ」「…ているところへ」などの形で接続助詞的に用いて)ある事態になったその時に...
と‐し‐て
[連語]《格助詞または断定の助動詞「たり」の連用形「と」に、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の付いたもの》 1 …の資格で。…の立場で。「公人—発言する」「親—当然のことをしたまでだ...
とて‐も
[連語] 《格助詞「とて」+係助詞「も」》「とて」を強調する。 1 …と言っても。「げにこそ、心細き夕べに侍れ—、泣き給ひぬ」〈源・葵〉 2 …という際にも。…にも。「朝(あした)に起きさせ給...
とは‐いいながら【とは言い乍ら】
[接]「とは言うものの
」に同じ。「相手は強い。—まったく勝機がないわけではない」
[連語]《「ながら」は接続助詞》「とは言うものの
」に同じ。「子供—、たいしたものだ」
とは‐いうものの【とは言うものの】
[接]前に述べた事柄と相反する内容を導く語。そうはいっても。とはいえ。「—、やはりこわい」
[連語]《「ものの」は接続助詞》…といっても。…とはいえ。「近い—、歩いて三〇分はかかる」
とら・せる【取らせる】
[動サ下一][文]とら・す[サ下二] 1 目上の者が目下の者に物を与える。「ほうびを—・せる」 2 (動詞の連用形+接続助詞「て」の形に付いて、補助動詞のように用いる)…してやる。「夫れ相応に世...
と◦る
[連語]《接続助詞「て」に動詞「お(居)る」の付いた「ておる」の音変化》動詞の連用形に付いて、そうした動作・状態にあることを表す。…ている。「ここで待っ—◦れ」「話は聞い—◦る」 [補説]ガ・ナ...
どうじ‐に【同時に】
[連語] 1 (副詞的に用いて)同じ時に。いちどきに。「上下線とも—発車する」 2 (接続詞的に用いて) ㋐それと時を同じにして。そのあとすぐに。「声がして、—人が入って来た」 ㋑それとともに。...
ども
[接助]《接続助詞「ど」+係助詞「も」から》活用語の已然形に付く。 1 逆接の確定条件を表す。…けれども。…だが。「行け—行け—山また山」「日も暮るれ—、あやしのふしどへも帰らず」〈平家・三〉 ...
ない‐ければ
[連語]《打消しの助動詞「ない」の終止形+接続助詞「ければ」。近世江戸語》仮定条件を表す「なければ」に先立って使われた語。「滅多なことでも出来—よいが」〈咄・喜美だんご〉