みやざきこうりつ‐だいがく【宮崎公立大学】
宮崎市にある公立大学。平成5年(1993)の開設。人文学部の単科大学。平成19年(2007)公立大学法人となる。
みやざわけんじかがみ【《宮沢賢治》鑑】
詩人、天沢退二郎による宮沢賢治の評論。昭和61年(1986)刊行。第2回岩手日報文学賞「賢治賞」受賞。
ミルトンしつらくえんものがたり【ミルトン失楽園物語】
ミルトンの叙事詩「失楽園」の抄訳。繁野天来著。明治36年(1903)、冨山房社の「通俗世界文学」叢書の第1編として刊行。
みんしゅう‐げいじゅつ【民衆芸術】
民衆が作り出す、また、民衆のための芸術。日本では大正中期、大杉栄らによって論じられ、詩壇では白鳥省吾らの民衆詩派が台頭、プロレタリア文学の先駆となった。
むかんしんなひとびと【無関心な人々】
《原題、(イタリア)Gli indifferenti》イタリアの小説家、モラビアの処女長編小説。1929年に自費出版で刊行。ファシズム政権下のイタリアのブルジョワ階級の精神的頽廃(たいはい)を描...
むぎうるるひに【麦熟るる日に】
中野孝次の処女小説。苦学した著者自身の青春時代を題材とする自伝的作品で、3部からなる。昭和53年(1978)刊行。翌年、第7回平林たい子文学賞受賞。
むくどりのゆめ【椋鳥の夢】
浜田広介の童話、および同作を表題作とする児童文学作品集。作品は大正8年(1919)、児童雑誌「良友」に発表。作品集は大正10年(1921)、「広介童話全集」の第1巻として刊行。
むけい‐ぶんかいさん【無形文化遺産】
無形文化遺産保護条約に基づいて登録された、世界各地の芸能、口承文学、社会的な習慣や儀式・祭事、自然に関する知識や慣習、伝統工芸技術などのさまざまな無形の伝統文化遺産。日本の文化では能楽や結城紬な...
むさしまる【武蔵丸】
車谷長吉の短編小説。本作と「狂」「愚か者」などの作品を収めた短編小説集は平成12年(2000)「白痴群」の題で刊行(のちに「武蔵丸」に改題)。平成13年(2001)、第27回川端康成文学賞受賞...
むじょうということ【無常といふ事】
小林秀雄の評論。日本の古典文学にまつわる随筆で、初出は昭和17年(1942)。昭和21年(1946)刊行。