たり
[助動][たら|たり・と|たり|たる|たれ|たれ]《格助詞「と」に動詞「あり」の付いた「とあり」の音変化》体言に付く。事物の状態や性質などを強く断定する意を表す。…である。…だ。→たる →なり「...
たる
《文語の断定の助動詞「たり」の連体形》 1 資格を表す。…であるところの。「学生たるもの、勉強すべきである」 2 取り上げた事柄を、強調して、説明する意を表す。「その表情たるまさしく鬼そのもので...
だ
[助動][だろ|だっ・で|だ|(な)|なら|○]《連語「である」の音変化形「であ」がさらに音変化したもの》名詞、準体助詞「の」などに付く。 1 断定する意を表す。「今日は子供の誕生日だ」「学生は...
だ‐から
[接]《断定の助動詞「だ」+接続助詞「から」から》前に述べた事柄を受けて、それを理由として順当に起こる内容を導く語。そうであるから。それゆえ。「親切な人だ。—みんなに好かれる」
だっ‐け
[連語]《断定の助動詞「だ」+終助詞「け」》 1 事項を過去のこととして詠嘆の気持ちをこめて思い返す意を表す。「昔はよく小説を読んだもの—」「みんなで遊んだのはこの路地—」 2 返答を求めたり確...
だって
[接助]《接続助詞「たって」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の連用形に付く場合の形》「たって」に同じ。「ここなら泳い—かまわない」 [係助]《断定の助動詞「だ」に係助詞「とて」の付いた「だ...
だ‐て
[連語]《断定の助動詞「だ」+終助詞「て」》…だよ。「たって俳諧する者などに生ずる病—」〈滑・浮世風呂・前〉 [補説]江戸後期ごろ、医者・儒者などが好んで用いた。
だ‐に
[連語]《断定の助動詞「だ」+接続助詞「に」》 1 (終助詞的に用いて)軽い感動の意を添える。…だからなあ。…なのになあ。「恰(ちょう)ど仕立物に掛ったとこ—」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉 2 逆...
だろ◦う
[連語]《断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」》不確かな断定、あるいは推定の意を表す。「彼はきっと成功する—◦う」「むこうの山が南アルプス—◦うか」→のだろう [補説]現代語では、主に...
だん【断〔斷〕】
[音]ダン(呉) [訓]たつ ことわる [学習漢字]5年 1 たち切る。切り分ける。「断裁・断頭・断髪・断片・断面/横断・遮断・縦断・寸断・切断・分断」 2 とぎれる。物事をやめる。「断食(だん...