[副]

  1. 話し手が身近なこととして事態をとらえていう。このように。こう。「この家のあるじは—いう私だ」

  1. 前文内容をさして、あるいは具体的な内容を省略していう。このように。こう。「—も盛大な会を催していただき」

  1. 事態限界に達しているさま。ここまで。これほどまで。「—なる上はやむをえない」

[補説]古くは「か」と対の形でも用いられた。→とかくとにかくともかくとやかく
  • 「か行けば人に厭 (いと) はえかく行けば人に憎まえ」〈・八〇四〉
「そゑにとてとすればかかりかくすればあな言ひ知らずあふさきるさに」〈古今・雑体〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。