ぎん【吟】
1 詩歌を声に出してうたうこと。吟じること。 2 詩歌を作ること。また、その詩歌。「車中の—」 3 漢詩の古詩の一体。調子が悲痛で沈んだもの。「白頭—」「江上—」 4 謡曲で、声の出し方の強弱。...
ぎん‐がわり【吟替(わ)り/吟変(わ)り】
1 薩摩琵琶の旋律型の一。悲哀・憂愁の場面などに、高い音域でうたわれる。 2 小唄の節に合わない声。
くどき【口説き】
1 くどくこと。また、その言葉。「—じょうず」「—に掛かる」 2 日本音楽で、楽曲の構成単位の一。 ㋐平曲で、素声(しらごえ)に近い単純な旋律をもつ曲節。また、それによって演奏される部分。 ㋑謡...
くどき‐うた【口説き歌】
民謡などで、長編の叙事歌謡を同じ旋律の繰り返しにのせて歌うもの。盆踊りに歌う踊り口説き、木遣(きや)りに歌う木遣り口説きなどがある。口説き。口説き節。
くろだ‐ぶし【黒田節】
福岡県の民謡。もと、筑前(ちくぜん)黒田藩の武士たちが筑前今様(いまよう)を雅楽の越天楽(えてんらく)の旋律で歌った祝い歌。昭和初期から全国に広まる。
グレゴリオ‐せいか【グレゴリオ聖歌】
《(ラテン)cantus gregorianus》ローマカトリック教会の典礼に用いる、男声の斉唱による単旋律聖歌。
グンデル【(インドネシア)gendèr】
ガムランで用いる旋律打楽器。薄い青銅製の音板をひもでつって木琴のように並べ、各音板の下に竹または鉄製の共鳴筒を付け、布を巻いた円盤が先についた桴(ばち)で奏する。→ガムラン
こうてい【皇帝】
《原題、(ドイツ)Kaiser》ベートーベン作曲のピアノ協奏曲第5番の通称。1809年作。曲の雄大さからつけられた。 謡曲。五番目物。金春(こんぱる)以外の各流。観世小次郎作。唐の玄宗皇帝が...
こっけん【黒鍵】
《原題、Black keys》ショパンのピアノ曲集「12の練習曲(作品10)」の第5番の通称。変ト長調。右手で演奏される主旋律の多くが黒鍵によることに由来し、後年になって名付けられた。黒鍵のエチ...
こと‐ば【言葉/詞/辞】
1 人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。「友人の—を信じる」 2 音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。言語。「日本の—をローマ字で書く」 3 文...