やろう‐じだい【夜郎自大】
[名・形動]《「史記」西南夷伝にみえる話で、昔、夜郎が漢の強大さを知らずに自分の勢力を誇ったところから》自分の力量を知らずにいばること。また、そのさま。夜郎大。「—な振る舞い」 [補説]「野郎自...
や‐わ
[副]《係助詞「や」「は」を重ねた「やは」から》「やわか」に同じ。「然れば、—鬢(びん)たたらとは歌ふべき」〈今昔・二八・四〉
や‐わたり【家渡り】
引っ越し。家移り。「例の—のやうにはなくて」〈今昔・二七・三一〉
ゆう【揖】
1 笏(しゃく)を持ち、上体をやや前に傾けてする礼。 2 中国の昔の礼の一。両手を胸の前で組み、これを上下したり前にすすめたりする礼。
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。 謡曲。...
ゆう‐けつ【雄傑】
才知に長(た)け、勇ましいこと。また、その人。英傑。「天下の英才—の士」〈岡三慶・今昔較〉
ゆう‐せい【幽静】
[名・形動]奥深く、もの静かなこと。また、そのさま。「昔のままの郊外らしく思われる最—な処であろう」〈荷風・つゆのあとさき〉
ゆうつけ‐どり【木綿付け鳥】
《昔、世の中が乱れたとき、鶏に木綿(ゆう)をつけて都の四境の関所で祓(はらえ)をしたところから。「ゆうつげどり」「ゆうづけどり」とも》鶏の別名。「逢坂の—にあらばこそ君がゆききをなくなくも見め」...
ゆえ‐な・い【故無い】
[形][文]ゆゑな・し[ク] 1 何の理由もない。いわれがない。「—・い寂しさ」「—・くして咎めを受ける」 2 風情がない。趣がない。「大納言はむげに—・くは詠み給はじ」〈今昔・二四・三二〉 3...
ゆかし・い【床しい/懐しい】
[形][文]ゆか・し[シク]《動詞「行く」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」は当て字》 1 気品・情趣などがあり、どことなく心がひかれるようである。「—・い人柄」「古都の...