みやま‐ぎ【深山木】
奥深い山に生えている木。「—にねぐら定むるはこ鳥もいかでか花の色にあくべき」〈源・若菜上〉
みやま‐はんのき【深山榛の木】
カバノキ科の落葉低木または高木。本州中部地方から北にみられ、高さ2〜10メートル。葉は楕円形で、縁に細かいぎざぎざがあり、裏面が粘つく。5、6月ごろ、尾状の雄花穂と短い円柱状の雌花穂とをつける。
むぎ‐おすき【麦押す木】
「麺棒(めんぼう)」に同じ。
むく‐の‐き【椋の木/樸の樹】
アサ科の落葉高木。山地に生え、高さ約20メートル。葉は卵形で、縁にぎざぎざがある。5月ごろ、淡緑色の雄花と雌花とが群がり咲く。実は球形で黒く熟し、食べられる。関東以南に分布。材は器具などに、ざら...
むな‐ぎ【棟木】
棟に渡す横木。屋根の最上部に、桁行(けたゆき)方向に取り付ける横木。むねぎ。
むろ‐の‐き【室の木/杜松】
植物ネズの古名。「磯の上に立てる—ねもころになにしか深め思ひそめけむ」〈万・二四八八〉
めい‐ぼく【名木】
1 りっぱな樹木。由緒のある名高い樹木。 2 すぐれた香木。多く伽羅(きゃら)をいう。
めい‐ぼく【銘木】
形状・色沢・木理・材質などに趣があるために珍重される木材。
め‐かじき【目梶木/眼旗魚】
スズキ目メカジキ科の海水魚。全長約3.5メートル、体重500キロに達する。目が大きく、体は紡錘形でほとんど側扁せず、腹びれを欠き、吻(ふん)は長く剣状。体色は暗青色で、うろこは消失している。世界...
め‐ぎ【女木/雌木】
1 雌雄異株の植物で、雌花のつく木。→男木(おぎ) 2 木材を継ぎ合わせるときの、くぼんでいるほうの材。または下にされるほうの材。→男木