たんび‐しゅぎ【耽美主義】
美に最上の価値を認め、それを唯一の目的とする、芸術や生活上の立場。19世紀後半、フランス・イギリスを中心に興ったもので、ボードレール・ワイルドなどが代表的。日本では明治末期に森鴎外・上田敏によっ...
だい‐がしら【大頭】
幸若舞(こうわかまい)の流派の一。室町末期から江戸初期にかけて栄えた。
だいし‐りゅう【大師流】
弘法大師空海を始祖とするという和様書道の一流派。室町末期に成立し、江戸初期ごろ大師流と称されるようになった。空海の書を誇張させた書風。
だいねんぶつ‐じ【大念仏寺】
大阪市平野区にある融通念仏宗の総本山。山号は大源山、院号は諸仏護念院。開創は大治2年(1127)、開山は良忍。兵火によって一時期衰退したが、鎌倉末期に法明が中興。
だい‐ば【台場】
江戸末期、海防の目的で要害の地につくった砲台。→品川台場 東京都港区の地名。東京港埋立13号地の北部を占め、臨海副都心を形成する。東京港の浚渫(しゅんせつ)土砂でできた13号地を、昭和57年...
だいほんえい‐はっぴょう【大本営発表】
1 太平洋戦争中、大本営が国民に向けて発表した、戦況に関する情報。末期には、戦況が悪化しているのにもかかわらず、優勢であるかのような虚偽の発表をくり返した。 2 転じて、政府や有力者などが発表す...
だいよん‐きょうわせい【第四共和制】
第二次大戦末期、1944年に成立したフランスの共和制。インドシナ戦争やアルジェリア独立戦争など諸問題を抱え、1958年ド=ゴールにより第五共和制に移行。
だるま‐がえし【達磨返し】
女性の髪形の一。髪の先をひねって鬢(びん)の裏側に入れ簪(かんざし)で止めたもの。江戸末期から明治にかけ、下町の伝法肌(でんぽうはだ)の年増が多く結った。
だん‐りん【檀林/談林】
《「栴檀林(せんだんりん)」の略。僧の集まりを栴檀の林にたとえたもの》 1 仏教の僧徒の学問修行の道場。室町末期から行われ、江戸時代の浄土宗の関東十八檀林は有名。 2 寺の異称。 3 「談林風」...
ちぇすと
[感]詩吟・演説などの高潮した際に、聴衆から発する声援のかけ声。江戸末期ごろ、鹿児島地方からはやった。