あゆ【東風】
「あいのかぜ」に同じ。「英遠(あを)の浦に寄する白波いや増しに立ちしき寄せ来—をいたみかも」〈万・四〇九三〉
うめ‐ごち【梅東風】
春、梅の花が咲く季節に吹く東風。
きょく‐へんとうふう【極偏東風】
南極および北極地域の高気圧帯から吹き出し、地球の自転の影響で東から西に吹く風。極風。→偏東風
こち【東風】
東の方から吹いてくる風。ひがしかぜ。《季 春》「—吹くや山一ぱいの雲の影/漱石」
こち‐かぜ【東風】
「こち(東風)」に同じ。
とう‐ふう【東風】
東から吹いてくる風。ひがしかぜ。春風。こち。
ねったい‐とうふう【熱帯東風】
⇒貿易風
ばじ‐とうふう【馬耳東風】
《李白の詩「答王十二寒夜独有懐」の「世人之を聞けば皆頭を掉(ふ)り、東風の馬耳を射るが如き有り」から》かぐわしい春風が馬の耳を吹きぬけても、馬になんの感動もないこと。他人の忠言や批評などを聞いて...
ひがし‐かぜ【東風】
東から吹いてくる風。こち。
へんとう‐ふう【偏東風】
極地方の地上付近と低緯度地帯にみられる、東から西に吹く風。南北両半球にあり、前者は極偏東風、後者は貿易風または赤道偏東風とよばれる。→大気大循環