いし‐づくり【石造り/石作り】
1 石で物をつくること。また、その物や、それを職業とする人。 2 (石作)大化(645〜650)前代の部(べ)。石棺・陵墓の築造に従事していた氏族。いしつくり。
いし‐まくら【石枕】
1 古墳時代に、遺体の頭部をのせた石製の枕。くぼみがある。石棺の底面につくりつけたものと、棺とは別のものとがあり、前者は西日本、後者は東日本に多い。 2 陶製の枕。夏、昼寝などに用いる。陶枕(と...
いれ‐もの【入れ物/容れ物】
1 物を入れる器物。容器。うつわ。 2 棺(ひつぎ)をいう忌み詞。
いわ‐き【岩城/石城】
1 岩で囲まれた、石のとりでのような所。岩窟(がんくつ)。 2 棺を納める石室。「事しあらば小泊瀬(をはつせ)山の—にも隠らば共にな思ひ我が背」〈万・三八〇六〉
いん‐どう【引導】
1 仏語。衆生を導いて悟りの道に入らせること。 2 葬儀の際に導師が棺の前に立ち、死者が悟りを得るように法語を唱えること。また、その法語。 3 先に立って導くこと。「—の山伏に、いかなる御座敷候...
うち‐おおい【打(ち)覆い】
1 入棺までの間、死者にかぶせておく生前の着物。また、棺を包む白布。 2 仮に造った簡単な屋根。「—を葺(ふ)きて、継ぎめごとにかけがねを掛けたり」〈方丈記〉
エステル‐と‐モルデカイ‐の‐びょう【エステルとモルデカイの廟】
《Ārāmgāh-e Ester-o Mordekhāy》イラン北西部の都市ハマダーンにある霊廟。アケメネス朝ペルシアのクセルクセス1世のユダヤ人王妃エステル、および養父モルデカイのものとされる...
えん‐の‐つな【縁の綱】
1 寺の開帳のとき、本尊を安置してある内陣から本堂前の供養塔まで張る白木綿の綱。これに手を触れれば、本尊に触れたと同じ功徳(くどく)があるという。 2 葬式のとき、棺の前や後ろにつける白布の綱。...
おさめ‐の‐しき【納めの式】
火葬場の炉前でする法要。棺と仮祭壇を置いて読経や焼香などを行う。
お‐ふねいり【御舟入り】
天皇など高貴な人の遺体を棺に納めること。また、その儀式。おふないり。