しつらくえん【失楽園】
《原題Paradise Lost》ミルトンの長編叙事詩。1667年刊。旧約聖書の「創世記」に取材。アダムとイブの楽園追放を神とサタンとの争闘のうちに描き、人間の原罪と神の恩寵の問題を追求したも...
しょうこう‐かん【彰考館】
寛文12年(1672)水戸藩主徳川光圀(とくがわみつくに)が江戸小石川の藩邸内に設けた「大日本史」の編纂(へんさん)局の名称。現在、水戸偕楽園(かいらくえん)近くの徳川ミュージアムに諸資料を保存。
しんせん‐しそう【神仙思想】
古代中国で、人の命の永遠であることを神人や仙人に託して希求した思想。不老不死の仙人・神人の住む海上の異界や山中の異境に楽園を見いだし、多くの神仙たちを信仰し、また、神仙にいたるための実践を求めよ...
せいめい‐の‐き【生命の樹】
特定の樹木を生命力の源泉、また豊饒(ほうじょう)・生産の象徴として崇拝する宗教現象。古代オリエントを中心に、1本の樹木の両側に1頭の動物を描く図像があらわれ、東西に広く伝わった。聖書では、楽園の...
せんし‐ばんこう【千紫万紅】
さまざまの色。また、色とりどりの花の咲き乱れていること。千紅万紫。「—の南海の楽園」
せんそうをえんじたかみがみたち【戦争を演じた神々たち】
大原まり子の連作短編SF小説。「異世界Dの家族の肖像」「楽園の想いで」など、平成元年(1989)から平成5年(1993)にかけて雑誌に掲載された短編5作品をまとめたもの。平成6年(1994)刊。...
せんば‐こ【千波湖】
茨城県水戸市にある沼。東西1.3キロメートル、南北400メートル、水深約1メートル。北側に桜川が沿う。江戸時代は那珂川とともに水戸城の外堀の役割を担った。付近の台地に偕楽園があり、庭の泉水に擬...
そうせい‐き【創世記】
《(ラテン)Genesis》旧約聖書の第1書。モーセ五書の一。世界と人類の創造、罪の起源と楽園追放、ノアの洪水、アブラハム・イサク・ヤコブそしてヨセフの生涯など、イスラエル民族の古い歴史を述べたもの。
ターク‐イ‐ブスターン【Taq-i-Bustan】
イラン西部の都市ケルマーンシャーの北郊にあるササン朝ペルシア時代の遺跡。ペルシア語で「楽園のアーチ」を意味し、池に面する岩山の崖に大小二つの石窟がある。大石窟は6世紀後半から7世紀前半にかけて造...
ち‐じょう【地上】
《古くは「ちしょう」》 1 地面の上。「—8階建て」⇔地下。 2 この世。「—の楽園」 [補説]書名別項。→地上