うたしない‐し【歌志内市】
⇒歌志内
うた‐じづくし【歌字尽(く)し】
部首の共通した漢字を、覚えやすく歌で示した、江戸時代の書物。内容は、椿(つばき)・榎(えのき)・楸(ひさぎ)・柊(ひいらぎ)・桐(きり)を「春つばき夏はえのきに秋ひさぎ冬はひらぎに同じくはきり」...
うた‐せっきょう【歌説経】
《「うたぜっきょう」とも》江戸時代、説経節の一節を歌謡風に歌ったもの。三味線などを伴奏とした。
うた‐ぞうし【歌草紙】
和歌を集めた本。また、和歌についての書物。歌書(かしょ)。
うた‐だいもく【歌題目】
日蓮宗で、法要・説教のとき、信者たちが太鼓・鉦(かね)・鼓などに合わせ、節をつけて題目や和讃(わさん)を歌うこと。
歌(うた)と読(よ)み
1 カルタに歌ガルタと読みガルタがあるように、物事には表と裏、得と失、よいものと悪いものがあることのたとえ。 2 利害得失を計算して得になるようにすること。勘定ずく。
うた‐どころ【歌所】
宮中で勅撰集の編集を行った所。江戸時代に「和歌所」のことを誤っていった語。
歌(うた)にばかり歌(うた)・う
いつも口で言っているだけで実行しないこと。「便りもなく、踊りを見にと、—・うて果てぬ」〈浮・諸国ばなし・三〉
うた‐ぬし【歌主】
歌の作り手。和歌の作者。「この—、まだまからずと言ひて立ちぬ」〈土佐〉
うた‐ねんぶつ【歌念仏】
江戸時代の俗曲の一。念仏に節をつけて歌ったもので、のちに説経節などの文句を取り、鉦(かね)にあわせて歌う門付け芸となった。元禄年間(1688〜1704)に流行。うたねぶつ。