ぎり‐ぜめ【義理責め】
義理をたてに責めること。「残酷な武士道の—などが少なくって」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉
クシャトリヤ【(梵)Kṣatriya】
インドのバルナ(四種姓)で、バラモンに次ぐ第二位の身分。王族および武士。 [補説]「刹帝利」とも書く。
くち‐がき【口書(き)】
1 筆を口にくわえて書や画をかくこと。 2 手紙などの書き出し。はしがき。序言。 3 江戸時代、被疑者などの供述を記録したもの。足軽以下、百姓・町人に限っていい、武士の場合は口上(こうじょう)書...
くに‐いり【国入り】
[名](スル) 1 大名が自分の領地に赴くこと。また、武士が主君の領地に行くこと。入国。 2 (多く「お国入り」の形で)有名人などが自分の故郷に帰ること。
くまがい‐がさ【熊谷笠】
武蔵国熊谷地方で作られた深編み笠。すり鉢を伏せたような形の笠で、武士や虚無僧(こむそう)・医師などがかぶった。《季 夏》
くも‐かすみ【雲霞】
1 雲と霞。 2 「雲を霞(かすみ)と」に同じ。 3 軍勢などの多いこと。うんか。「既に、東武士ども、—の勢ひをたなびき上る由聞こゆれば」〈増鏡・むら時雨〉
くろだ‐ぶし【黒田節】
福岡県の民謡。もと、筑前(ちくぜん)黒田藩の武士たちが筑前今様(いまよう)を雅楽の越天楽(えてんらく)の旋律で歌った祝い歌。昭和初期から全国に広まる。
ぐそく‐かたびら【具足帷子】
近世の武士が、具足の下に肌着として着た、ひざまでの長さの単(ひとえ)。小帷子(こかたびら)。
ぐそく‐がね【具足金】
武士が緊急の際に備えて具足櫃(びつ)の中に蓄えておく金。
ぐん‐えき【軍役】
1 軍隊で、軍人として務めること。「—につく」 2 戦争、戦役のこと。ぐんやく。 3 戦国時代以後、武士が主君に対して負う軍事上の負担。所領・俸禄に応じた部下と武器とを持つことが義務づけられた。...