じょう‐め【上馬】
すぐれた馬。駿馬(しゅんめ)。「—の多かる御館(みたち)かな、武者の館とぞ覚えたる」〈梁塵秘抄・二〉
すぎ‐なり【杉形/杉状】
1 杉の木のように、上がとがり、下が広がった形。米俵などを三角形に積み上げた形。杉生え。 2 陣立ての名称。前方に鉾形(ほこがた)に足軽を並べ、その後方に武者を並べたもの。
すじ‐がね【筋金】
1 補強のために貼りつける細長い金属。 2 歌舞伎で、荒事の武者が使用する、筋金1を打った籠手(こて)・脛当(すねあて)を表したもの。古くは金銀糸の縫いとりをした筒袖の襦袢(ジュバン)を厚綿物の...
ストラッグル【struggle】
闘争。葛藤(かっとう)。「可なり強い—の結果」〈武者小路・お目出たき人〉
すはだ‐むしゃ【素肌武者】
甲冑(かっちゅう)をつけないで戦場に出る武者。素肌者。「四国九国の合戦も、—では手柄が成るまい」〈浄・盛衰記〉
せんけ‐りゅう【千家流】
千利休を祖とする茶道の流派。裏千家・表千家・武者小路(むしゃのこうじ)千家に分かれる。千家。
せん‐そうたん【千宗旦】
[1578〜1659]江戸初期の茶人。利休の孫。号、元伯・咄々斎(とつとつさい)。茶道家千家の再興に努めた。子の宗左・宗室・宗守を分家させて、表・裏・武者小路の三千家の基礎を築いた。
たいざんばかいちのさんかいきにかたる【泰山「馬鹿一」の三回忌に語る】
武者小路実篤の小説。「心」誌の昭和44年(1969)8月号に掲載。「山谷(さんや)もの」の最後の作品。
た・べる【食べる】
[動バ下一][文]た・ぶ[バ下二]《尊敬語「たぶ」(四段)に対応する謙譲語》 1 食物をかんで、のみこむ。「生(なま)で—・べる」「ひと口—・べてみる」 2 暮らしを立てる。生活する。「なんとか...
たん‐ご【端午/端五】
五節句の一。5月5日の節句。もと中国の行事。軒に菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を挿し、粽(ちまき)・柏餅を食べて邪気をはらう。近世以降、男児のいる家では鯉幟(こいのぼり)を立て、甲冑(かっちゅう...