刑場(けいじょう)の露(つゆ)と消(き)・える
死刑に処せられて死ぬ。
けがら・う【汚らふ/穢らふ】
[動ハ四]《動詞「けがる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》 1 人の死や葬儀に立ち会うなどして、身にけがれを受ける。「—・ひたる人とて立ちながら追ひ返しつ」〈源・手習〉 2 喪に服する。「...
こい‐し・ぬ【恋ひ死ぬ】
[動ナ変]恋しさのあまりに死ぬ。「—・なば誰(た)が名は立たじ世の中の常なきものといひはなすとも」〈古今・恋二〉
こい‐じに【恋い死に】
[名](スル)恋い焦がれて死ぬこと。焦がれ死に。「可惜(あたら)武士(もののふ)の—せん命を思えば」〈樗牛・滝口入道〉
こう【薨】
[音]コウ(呉)(漢) 人が死ぬ。特に、諸侯・皇族などの死。「薨去・薨御」
こうか‐びょう【硬化病】
昆虫に糸状菌が寄生し、体が硬化して死ぬ病気の総称。蚕の白殭病(はっきょうびょう)など。
こう‐し【絞死】
紐などを用い頸部を絞めることで死ぬこと。絞首。首絞め。 [補説]首吊り(縊死)のように体重を使って絞めるのではなく、体重以外の力を用いて絞める場合をいう。自殺(自絞死)も稀にある。
こう・ずる【薨ずる】
[動サ変][文]こう・ず[サ変]皇族や三位以上の人が死ぬ。薨去(こうきょ)する。「家定(いえさだ)は…、—・ずる時三十五歳であった」〈鴎外・渋江抽斎〉
溝涜(こうとく)に縊(くび)る
《「論語」憲問から》みずから首を締め、みぞに落ちて死ぬ。つまらない死に方のたとえ。
狡兎(こうと)死(し)して走狗(そうく)烹(に)らる
《「史記」越王勾践世家から》うさぎが死ぬと、猟犬も不要になり煮て食われる。敵国が滅びたあとは、軍事に尽くした功臣も不要とされて殺されることのたとえ。