あげ‐て【挙げて】
[副] 1 多くの物事を全部含めていうときに用いる。残らず。ことごとく。「国を—祝う」 2 一つ一つ取り上げて。いちいち。「—数えるまでもない」
余(あま)すところなく
残らず。すべて。「練習の成果を—発揮する」
あらい‐ざらい【洗い浚い】
[副]残したり隠したりせず、すべてを出すさま。何から何まで全部。残らず。「やったことを—話す」
いち‐えん【一円】
[名] 1 (かなり広い範囲の場所を表す語に付いて)ある地域全体。一帯。全域。「勢力が関東—に及ぶ」 2 日本の貨幣単位。→円
[副] 1 残らず。すべて。「河口庄をば—に家中の料所にぞなし...
いちみ‐どうしん【一味同心】
心を一つにして力を合わせること。また、その人々。「国々の大名一人も残らず—して」〈太平記・三五〉
いっさい‐がっさい【一切合切/一切合財】
《同義語の「一切」と「合切」を重ねて、意味を強めた語》 1 全部。残らず。すべて。「—が灰になる」「—を売り払う」 2 (あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)全然。いっさい。「今後は—関知しない」
い‐なり【居成り】
1 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。「今日見れば花も杉生(すぎふ)になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉 2 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また...
い‐らん【違乱】
1 秩序を乱すこと。また、物事が乱れること。「今度の御即位に—なくめでたき様を」〈平家・四〉 2 他人の考え・行為に反対すること。「家財残らず娘のお亀婿の与兵衛夫婦に譲り申し候。外(ほか)より—...
かい‐きり【買(い)切り】
1 品物などを残らず買うこと。また、場所や乗り物などの座席をすべて買うこと。「劇場を—にして慰安会を催す」 2 小売業者が返品しない条件で商品を買い取ること。「—制」 3 主に定額制(サブスクリ...
かい‐き・る【買(い)切る】
[動ラ五(四)] 1 入手しうる品物などを全部買う。また、乗り物や劇場などの座席を予約して残らず買う。「在庫品を—・る」「桟敷を—・る」 2 小売業者が発売元や問屋などから、売れ残っても返品しな...