ニッケルあえん‐でんち【ニッケル亜鉛電池】
正極に水酸化ニッケル、負極に亜鉛、電解液に酸化亜鉛が飽和した水酸化カリウム水溶液を用いたアルカリ蓄電池。繰り返し充電・放電ができるが、ニッケルカドミウム電池に比べ、寿命が短い。
にゅう‐さん【乳酸】
有機酸の一。無色の柱状結晶。水・エタノールに溶ける。動物体内に存在し、解糖の最終生成物で、筋肉中に蓄積されると疲労の原因となる。また乳酸菌による発酵で生じ、薄い水溶液はさわやかな酸味をもち、清涼...
にょうそ‐すい【尿素水】
尿素の水溶液。常温で無色の液体。化学肥料、化粧品の保湿剤のほか、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するDEF(ディーゼル排気液)として用いられる。
ニンヒドリン‐はんのう【ニンヒドリン反応】
アミノ酸・ペプチド・たんぱく質の呈色反応の一つ。加熱したニンヒドリン水溶液に加えると、紫色を呈する。指紋検出に用いられる。アブデルハルデン反応。
ネスラー‐しやく【ネスラー試薬】
アンモニアおよびアンモニウム塩の検出用の試薬。沃化(ようか)カリウム・沃化水銀を含む水溶液。微量のアンモニアで黄褐色を示す。ドイツの化学者ネスラー(J.Nessler)が発明。
ねっ‐すい【熱水】
1 高温の水。熱湯。 2 「熱水溶液」の略。
ねっすい‐こうしょう【熱水鉱床】
火成鉱床の一。高温の熱水溶液が岩石の割れ目に入り、沈殿または交代作用によって生じた鉱床。金・銀・銅・鉛や、ガリウム・ゲルマニウムなどのレアメタル(希少金属)を豊富に含むことから、調査・開発が行わ...
ねっすい‐へんしつ【熱水変質】
熱水溶液の作用で岩石が変質し、新しい鉱物が生じること。熱水変質作用。
ねっすい‐ようえき【熱水溶液】
マグマが冷えて固まる際に生じた水の臨界温度(セ氏374度)以下の高温の水溶液。揮発性成分を多量に含んでいる。→交代作用
はいえんだつりゅう‐そうち【排煙脱硫装置】
化石燃料の燃焼により発生する排気ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する装置。吸着剤としてアルカリ水溶液や石膏スラリーを用いる湿式法、活性炭を用いる乾式法などがある。