えき‐しん【液浸】
1 水溶液や薬剤の液体に浸すこと。または浸したもの。→液浸標本 2 顕微鏡で、試料とレンズの間を、レンズとほぼ屈折率が等しい液体で満たすこと。→液浸法
えきしん‐ひょうほん【液浸標本】
防腐や保存のために、アルコールやホルマリンの水溶液につけた標本。剝製と違い、内臓などの内部組織も保存できる。
えきたい‐レンズ【液体レンズ】
水と油の屈折率の違いを用いたレンズ。水(水溶液)と油を封入し、電極に電圧を加えると極性の違いによって境界面の形が変わり、焦点距離を変化させることができる。機械的な駆動部を必要としないため、小型化...
エクトイン【ectoine】
環状アミノ酸の一。水溶液中で両性イオンとして存在し、好塩菌に見られる。熱や塩分などから、細胞内の他のたんぱく質を保護するはたらきをもつことが知られている。
エマルション‐ばくやく【エマルション爆薬】
《「エマルジョン爆薬」とも》硝酸アンモニウムの水溶液、および油とワックスをゲル状にした爆薬。10パーセント程度の水を含む含水爆薬の一種。1970年代から開発が進み、安全性が高く耐水性があり海中で...
えんか‐アルミニウム【塩化アルミニウム】
アルミニウム粉と塩素を熱反応させて得られる無色の結晶。熱すると昇華して気体となる。空気中では水分を吸い、白煙をあげて加水分解する。各種触媒に使用。また、水溶液から六水和物が得られ、水によく溶け、...
えんか‐ぎん【塩化銀】
硝酸銀水溶液に塩酸を加えると沈殿する、白色の微細な結晶。天然には角銀鉱として産出。光を当てると分解して黒化する。写真感光材料として使用。化学式AgCl
えんか‐すいそ【塩化水素】
食塩に濃硫酸を加えて熱すると得られる、常温で無色、刺激臭のある気体。湿った空気中では発煙する。工業的には水素と塩素とから直接合成。水溶液は塩酸。塩化ビニルの製造原料。化学式 HCl
えんか‐どう【塩化銅】
1 塩化銅(Ⅰ)。硫酸銅(Ⅱ)と塩化ナトリウムの混合水溶液に二酸化硫黄などを作用させて還元して作る、無色の結晶。水・エタノールに溶けにくい。化学試薬に使用。化学式CuCl 塩化第一銅。 2 塩化...
えん‐き【塩基】
1 水溶液中で水素イオンを受け取り、水酸イオンを生じる物質。酸と反応して塩を生じる。 2 核酸の塩基性成分。DNA・RNAを構成する、窒素を含む複素環式化合物。プリン塩基のアデニン・グアニン、ピ...