サポニン【saponin】
広く植物界に存在する、サポゲニンという多環式化合物と糖とが結合した配糖体。無定形の粉末で、水溶液はよく泡立つ。溶血作用・強心作用・利尿作用・去痰(きょたん)作用などがある。薬用に用いられるほか、...
さん【酸】
1 すっぱいこと。また、すっぱいもの。 2 水溶液中で水素イオンを放出する物質。放出が強いものを強酸、弱いものを弱酸という。塩基と反応して塩(えん)と水を生じる。
さんえんき‐しじやく【酸塩基指示薬】
水素イオン濃度の変化に従って変色する試薬。水溶液が酸性か塩基性かを調べ、水素イオン指数や中和滴定の終点を知るのに用いる。それ自体が酸である酸性指示薬にフェノールフタレイン・チモールブルー、塩基で...
さんかぎん‐でんち【酸化銀電池】
正極に酸化銀(Ⅱ)か(Ⅰ)、負極に亜鉛、電解液に水酸化ナトリウムか水酸化カリウムの水溶液を用いた電池。現在実用のボタン型一次電池は正極に酸化銀(Ⅱ)と(Ⅰ)を共存させ、電解質に水酸化ナトリウムを...
さんか‐どう【酸化銅】
銅の酸化物。 1 酸化銅(Ⅰ)(酸化第一銅)Cu2O 硫酸銅(Ⅱ)水溶液をフェーリング液で還元して得られる赤色の結晶性粉末。天然には赤銅鉱として産出。赤色顔料、ガラスの着色剤などに使用。亜酸化銅...
さん‐せい【酸性】
酸としての性質を示すこと。金属酸化物と反応して塩と水をつくる性質を示すこと。水溶液中では水素イオン指数pHが7より小さいときをいう。青色リトマスを赤変させる。⇔アルカリ性/塩基性。
ザルツマン‐ほう【ザルツマン法】
大気中の二酸化窒素の測定法の一。二酸化窒素を酢酸などからなる試薬の水溶液に吸収させ、ジアゾ反応によって生成する橙色のアゾ染料の発色から、大気中の濃度を測定する。世界保健機関(WHO)の環境基準測...
シアンか‐カリウム【シアン化カリウム】
水酸化カリウムとシアン化水素の反応によって得られる、無色で潮解性のある粉末。水によく溶け、アルコールにも溶ける。水溶液は加水分解してアルカリ性を示す。猛毒で、致死量は0.15グラム。金・銀の冶金...
シアンか‐すいそ【シアン化水素】
メタンとアンモニアを触媒の存在下で反応させて得られる、揮発性の強い無色の液体。猛毒。水溶液をシアン化水素酸または青酸といい、微酸性。アクリロニトリルなどの有機合成に利用。化学式HCN 青化水素。
しゃく‐どう【赤銅】
銅に金3〜4パーセント、銀約1パーセントを加えた銅合金。硫酸銅・酢酸銅などの水溶液中で煮沸すると、紫がかった黒色の美しい色彩を示すので、日本では古くから紫金(むらさきがね)・烏金(うきん)などと...