すが‐やか【清やか】
[形動ナリ] 1 物事が滞りなく進むさま。「大臣までかく—になり給へりしを」〈大鏡・道長上〉 2 未練がなく思い切りのよいさま。「心は先立ちながらも、前の世の勤めからにや、—にえ人の思ひ立たざな...
すずし・む【涼しむ/清しむ】
[動マ下二] 1 涼しくする。「夏の極めて暑き折には枕や座をあふいで—・めて」〈伽・二十四孝〉 2 心をしずめ慰める。また特に、祭事を行って神を慰める。「夜の鼓の拍子を揃へて—・め給へ」〈謡・高砂〉
すずしめ【清しめ】
神の心をしずめること。また、そのための神楽(かぐら)など。「何と神を—の御酒は無きか」〈鷺流狂・鉢叩〉
すず‐しろ【蘿蔔/清白】
ダイコンの別名。春の七草の一。《季 新年》
すまし【澄まし/清まし】
1 気どったようすをすること。おすまし。「—顔」 2 「澄まし汁」の略。 3 酒の席で、杯をすすぐ器。また、それに入れた水。 4 かつら・衣服などを洗い清めること。「御—の事などせさせ奉り給へ」...
すまし‐じる【澄まし汁】
醤油と塩でだし汁に味つけした透明な吸い物。おすまし。
すまし‐め【清まし女】
宮中で器具を洗ったり、お湯殿のことなどを勤めたりした下級の女官。
すまし‐や【澄まし屋】
いつも気どってまじめそうな顔つきをしている人。とりすましている人。
すま・す【澄ます/清ます】
[動サ五(四)] 1 液体の、にごり・よごれなどの不純物を除いて透き通った状態にする。「汲み置いて井戸水を—・す」 2 気持ちを落ち着かせて雑念のない状態にする。「座禅を組んで心を—・す」 3 ...
すみ‐ざけ【清み酒】
濁りのない澄んだ酒。清酒(せいしゅ)。