心(こころ)に適(かな)・う
1 気に入る。満足に思う。「お—・うように努力します」 2 思いどおりになる。心のままになる。「命だに—・ふものならば何か別れの悲しからまし」〈古今・離別〉
こころ‐ゆき【心行き】
1 心の向かい方。心の持ち方。 2 満足して気が晴れること。「思ふ事なく—増して」〈狭衣・一〉 3 俳諧で、貞門の物付けに対し、前句全体の意味によって付ける、談林派の作法。
こころ‐ゆ・く【心行く】
[動カ五(四)]思い残すことがないほど十分に満足する。気がすむ。現在では、多く「こころゆくばかり」「こころゆくまで」の形で用いられる。
こころゆく‐まで【心行く迄】
[副]十分満足するまで。思う存分。心ゆくばかり。「—本を読む」
こ‐ちゃく【固着】
[名](スル) 1 他のものにしっかりくっつくこと。「接着剤で棚板を壁に—させる」 2 同じ所にとどまって、そのままの状態で定着すること。「先祖代々の土地に—する」 3 精神分析用語。発達の過程...
事(こと)適(かな)・う
物事が思いどおりになる。何不自由なく満足している。「いみじく徳あるが妻になりて、よろづ—・ひてぞありける」〈宇治拾遺・四〉
こと‐しょうひ【事消費】
《多く「コト消費」と書く》体験や思い出といった無形のものを重視する消費活動。物品ではなく、良質なサービスや特別な体験などによる満足感のために金銭を支払うこと。→物(もの)消費
こふく‐げきじょう【鼓腹撃壌】
[名](スル)《中国の尭(ぎょう)の時代に、一老人が腹鼓(はらつづみ)を打ち、大地を踏み鳴らし、太平の世への満足の気持ちを歌ったという「十八史略」などにみえる故事から》世の中の太平を楽しむこと。
こや・す【肥やす】
[動サ五(四)] 1 肥料などをほどこして地味をよくする。肥沃(ひよく)にする。「やせた土地を—・す」 2 栄養を与えて太らせる。「豚を—・す」 3 不当に利益を得させる。「私腹を—・す」 4 ...
こり‐しょう【凝り性】
[名・形動] 1 一つの事に熱中して、満足するまでやりとおす性質。また、そのさま。「—な質(たち)」 2 肩などが凝りやすい体質。