えんりゃく‐じ【延暦寺】
滋賀県大津市坂本本町にある天台宗の総本山。山号は比叡山(ひえいざん)。延暦7年(788)に最澄が創建した一乗止観院に始まり、弘仁14年(823)、大乗戒壇の勅許とともに延暦寺の寺号を賜った。元亀...
おいそ‐の‐もり【老蘇森/老曽森】
滋賀県近江八幡市の奥石(おいそ)神社の森。ホトトギスの名所。[歌枕]「東路のおもひでにせむ郭公(ほととぎす)—の夜半の一声」〈後拾遺・夏〉
おうさか【逢坂】
滋賀県大津市西部の地名。付近に逢坂山がある。
「逢坂の関」「逢坂山」の略。
おう‐せい【黄精】
ナルコユリの別名。また、その根茎。漢方で滋養強壮薬とする。
おうみ【近江/淡海】
《「あわうみ(淡海)」の音変化。淡水湖の琵琶湖があるところから》旧国名の一。現在の滋賀県にあたる。江州(ごうしゅう)。「近江」の文字は浜名湖のある遠江(遠つ淡海)に対して近江(近つ淡海)と称したもの。
おうみ‐ぎゅう【近江牛】
滋賀県内で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一。松阪牛などと並んで日本三大和牛に数えられる。おうみうし。
おうみはちまん【近江八幡】
滋賀県、琵琶湖東岸の市。八幡瓦(がわら)・淡水真珠を特産。平成22年(2010)に安土町と合併。中央部の八幡山の南に豊臣秀次の城下町があった。江戸時代には近江商人の拠点。人口8.2万(2024)。
おうみ‐ぼんち【近江盆地】
比良山地と鈴鹿山地に囲まれた断層盆地。ほぼ全域が滋賀県に属し、中央の低地に琵琶湖がある。
おうみ‐まいこ【近江舞子】
滋賀県南西部、大津市北部の琵琶湖西岸にある雄松(おまつ)崎の通称。景勝地。比良(ひら)山地を背に白砂青松の広がる砂州で、夏は水泳場としてにぎわう。名は兵庫県神戸市にある舞子の浜にちなむ。
おおつ【大津】
滋賀県南西部の市。県庁所在地。琵琶湖の南西岸にあり、市域はL字状をなす。天智天皇の大津宮が置かれたという地。古くから水陸交通の要地で、東海道・中山道・北陸道の宿駅、また園城寺(三井寺)の門前町と...