雲(くも)を掴(つか)・む
物事が漠然としていて、とらえどころがないさまにいう。「—・むような話」
け‐はい【気配】
《古くは「けわい」。「けはい」は、当て字「気配」に引かれた読み》 1 はっきりとは見えないが、漠然と感じられるようす。「秋の—」「好転の—がみえる」→けわい 2 取引で、市場の景気や相場の状態。...
け‐わい
《「気(け)這(は)ひ」の意。「気配」の字を当てて現代では「けはい」という》 1 漠然と感じられる物事のようす。雰囲気。特に、音・声・においなどによって感じられる物事のようす。また、その音やにお...
こう‐りょう【荒涼】
[名・形動] 1 荒れ果ててものさびしいこと。また、そのさま。「三千代は自分の—な胸の中(うち)を」〈漱石・それから〉 2 漠然として要領を得ないこと。また、そのさま。「題の本意もなくすこぶる...
こ‐くう【虚空】
[名] 1 何もない空間。大空。「—に消える」「—にのぼる」 2 仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。 [名・形動ナリ] 1 事実にもとづかないこと。また、そ...
ここ‐ら【此処ら】
[代]近称の指示代名詞。 1 話し手に近い場所を漠然とさしていう。この辺。このあたり。ここいら。「—ではあまり見かけない人だ」「たしか—に置いたはずだ」 2 時間・程度を漠然とさしていう。この程...
ごろ【頃/比】
[接尾]《名詞「ころ(頃)」から》 1 時を表す語に付いて、その前後を漠然と示す。「三時—行く」「六月—開店する」「一九〇〇年—」 2 動詞の連用形に付いて、そうするのにふさわしい時期・状態であ...
さっ‐こん【昨今】
きのうきょう。きょうこのごろ。ちかごろ。現在に近い過去から現在までを含めて漠然という。「—の世界情勢」
さる【然る】
[連体]《動詞「さ(然)り」の連体形から》 1 名称や内容を具体的に示さずに、人・場所・物事などを漠然とさしていう語。ある。「—人の紹介」「—子細があって」 2 (前の事柄を受けて)そのような。...
さんまや【三摩耶/三昧耶】
《(梵)samayaの音写。約・時・却などと訳す》仏語。 1 漠然とした、時。ある時。さまや。 2 衆生(しゅじょう)を誘って悟りの世界へ導こうとする、その時。さまや。 3 密教で、仏の本誓(ほ...