こうかく‐びらん【口角糜爛】
口角がただれて、ひびわれ・かさぶたができる状態。からすの灸(きゅう)。口角炎。
こうがい‐びょう【公害病】
公害が原因となって起こる病気。大気汚染や特殊な物質の環境汚染によるもので、慢性気管支炎・気管支喘息(ぜんそく)・肺気腫・水俣病(みなまたびょう)・イタイイタイ病・慢性砒素(ひそ)中毒など。
こうきょう‐えん【口峡炎】
軟口蓋・扁桃腺(へんとうせん)などに起こる急性の炎症。アンギーナ。
こうくうせい‐ちゅうじえん【航空性中耳炎】
航空機内で気圧が急激に変化した際に、耳管が閉じたままになり、鼓膜の内側と外側の圧力に差が生じることによって起こる中耳炎。降下時に起こることが多い。軽症の場合は数分から数時間で自然に、あるいは耳抜...
こう‐けつ【硬結】
[名](スル) 1 かたくなること。かたくとざすこと。「我心のこれが為に—すべきか」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 柔らかい組織が病的に硬くなった状態。炎症や鬱血(うっけつ)が長期に及んで結合組織が増...
こうげん‐びょう【膠原病】
人体の結合組織中の膠原線維(こうげんせんい)に特殊な変性の認められる一群の病気の総称。リウマチ熱・慢性関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・全身性硬化症・皮膚筋炎・多発性動脈炎など。自己免疫が原...
こうさい‐えん【虹彩炎】
虹彩の炎症。目がかすんだり、白目が充血して痛んだり、涙が多く出たり、光をまぶしく感じたりする症状がみられる。
こうさいもうようたい‐えん【虹彩毛様体炎】
虹彩および毛様体の炎症。細菌・ウイルスの感染によるもの、ベーチェット病などの疾患によるものなど、原因はさまざま。→葡萄膜(ぶどうまく)炎
こうさんきゅうせい‐ずいまくのうえん【好酸球性髄膜脳炎】
髄液中に白血球の一種である好酸球が著しく増加して起こる髄膜炎を伴う脳炎。線虫症(広東住血線虫症・旋毛虫症、アニサキス症)、吸虫症(肺吸虫症・日本住血吸虫症)、条虫症、などの寄生虫疾患が疑われる。
こうしょう‐がく【考証学】
中国の明末におこり清代に盛行した学問。四書・五経などの古典の解釈を、古書・古文書などから証拠を引き、実証的に行うもの。顧炎武(こえんぶ)・黄宗羲(こうそうぎ)らに始まり、日本では、江戸時代の狩谷...