ベンズアルデヒド【benzaldehyde】
芳香族アルデヒドの最も簡単なもの。芳香をもつ無色の液体。モモ・アンズの種子などに含まれ、苦扁桃(くへんとう)油の主成分。石鹸(せっけん)などの香料に使用。化学式C6H5CHO
ベンゼン【benzene】
最も基本的な芳香族炭化水素。特有の芳香をもつ無色、揮発性の液体。水に溶けにくいが有機溶媒には溶ける。タールの分別蒸留などで得られ、有毒。化学薬品の基礎物質となり、燃料などにも用いられる。分子式C...
ベンゼンスルホン‐さん【ベンゼンスルホン酸】
《benzenesulfonic acid》代表的なスルホン酸。ベンゼンを濃硫酸と熱して得られる無色の結晶。潮解性があり、水・エタノールに溶ける。アルカリと融解するとフェノールが得られる。芳香族...
ベンゾイン【benzoin】
C6H5CH(OH)COC6H5の示性式で表される芳香族化合物。無色の柱状結晶。亜鉛を検出する試薬として用いられる。エタノール・アセトンなどに溶けるが、水にはほとんど溶けない。酸化するとベンジル...
ペンタン【pentane】
炭素数が5個のメタン系炭化水素。香りのある無色、揮発性の液体。石油に含まれ、3種の異性体がある。溶剤などに使用。分子式C5H12
ほうかい‐せき【方解石】
炭酸カルシウムからなる鉱物。無色ないし白色でガラス光沢がある。種々の結晶形をしているが、塊状のことも多い。三方晶系。劈開(へきかい)は完全で、複屈折が著しい。特に無色透明のものを氷州石(ひょうし...
ほう‐さん【硼酸】
硼素のオキソ酸。無色・無臭のうろこ状結晶。水溶液は弱酸性で弱い殺菌力があり、うがい・洗眼などに用いられた。ガラス・琺瑯(ほうろう)・顔料などの原料とする。化学式H3BO3 [補説]硼素の同位体10...
ほうしゃきゅう‐はんのう【硼砂球反応】
硼砂の粉末を白金線につけて熱し、無色のガラス球を作り、これに金属塩を付着させて再び溶融すると、その金属特有の色が現れる反応。金属の定性分析に用いられる。
ほうすい‐クロラール【抱水クロラール】
最初に発見された睡眠薬。クロラールに水を化合させて製した無色の結晶。直腸麻酔に用いられる。
ほう‐ゆ【芳油】
台湾産のクスノキ科の常緑樹、芳樟(ほうしょう)を蒸留して得る無色の揮発性の液体。多量のリナロールと少量の樟脳(しょうのう)を含み、芳香がある。石鹸(せっけん)の香料とする。芳樟油。