クライオ‐でんしけんびきょう【クライオ電子顕微鏡】
たんぱく質をはじめとする生体高分子などを急速に凍結させ、高分解能でその構造を解析する透過型電子顕微鏡。試料をセ氏零下270〜160度という低温に保ち、元の構造が破壊されないよう非常に低い線量の電...
クーロン【(フランス)coulomb】
国際単位系(SI)の電気量の単位。1クーロンは1アンペアの電流が1秒間流れたときに運ばれる電気量。国際単位系の放射線の照射線量の単位にも用い、その場合にはクーロン毎キログラム(記号C/kg)で表...
けいこう‐エックスせん【蛍光X線】
物質にX線を照射したときに放射される特性X線の一種。物質の構成原子の内殻にある電子がはねとばされて空所ができ、この空所に外殻の電子がとび移るときに放出される。原子の種類によって特定の波長の蛍光X...
けいこうエックスせん‐ぶんせき【蛍光X線分析】
X線を照射したときに放射される蛍光X線を測定して、試料中の元素の検出・定量を行う分析法。その波長と強度から、ホウ素より重い元素を対象とした元素の組成や量についての情報が得られる。非破壊分析法の一...
けいこうガラス‐せんりょうけい【蛍光ガラス線量計】
放射線の線量を計測する線量計の一種。放射線を受けたガラス素子に紫外線を照射すると蛍光を発する、ラジオフォトルミネセンスという現象を利用する。受けた放射線の量に比例して蛍光量が変化するため、線量を...
けいこう‐けんびきょう【蛍光顕微鏡】
試料に紫外線などの励起光を照射し、試料が発する蛍光を観察する顕微鏡。医学、生物学の分野で広く用いられ、試料を蛍光色素で染色することにより、特定の部位や細胞などを選択的に観察したり、検査したりできる。
けいこう‐しきそ【蛍光色素】
照射された光のエネルギーを吸収して発光する色素。蛍光染料などで、X線を可視光に変えるために用いる。
こう‐かがく【光化学】
光を物質に照射したときや、物質が光を発するときなどの、物質の化学的性質と光との関係を研究する化学。ひかりかがく。
こうかがく‐でんち【光化学電池】
光化学反応を利用した電池の総称。溶液中の電極に光を照射したり、溶液が光を吸収して化学変化を起こしたりして生じる起電力を利用する。いずれもシリコン太陽電池に比べて、エネルギー変換効率は高くない。
こうが‐しゅ【膠芽腫】
神経膠腫(グリオーマ)の一種。進行が速く、脳腫瘍の中で最も悪性度が高い。中高年に多く発症する。腫瘍の増大によって頭蓋内圧が亢進(こうしん)し、早朝に強い頭痛や吐き気が起こる。腫瘍の部位によって運...