い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
いゆしし‐の【射ゆ獣の】
[枕]射られて傷を負った獣の意から、「心を痛み」「行き死ぬ」にかかる。「闇夜なす思ひ迷(まと)はひ—心を痛み」〈万・一八〇四〉 「—行きも死なむと思へども」〈万・三三四四〉
い‐るい【異類】
1 種類・種族の異なったもの。 2 人間でないもの。鳥・獣・化け物など。
いわわき‐やま【岩湧山】
大阪府南部、河内(かわち)長野市南部にある山。標高897メートル。和泉(いずみ)山脈東部に位置し、その主峰。山頂は準平原状の平坦地で、大阪平野・大阪湾をのぞむことができる。北斜面中腹に岩湧寺があ...
いんじゅうトリステサ【陰獣トリステサ】
橘外男の小説。昭和51年(1976)刊行の作品集「青白き裸女群像」に収録。獣姦を主題とした伝奇小説。
うか‐ねらう【窺狙ふ】
[枕]狩りで獣などの通った跡を見てねらうところから「跡見(とみ)」にかかる。「—跡見山雪のいちしろく」〈万・二三四六〉
う‐じょう【有情】
《(梵)sattvaの訳》仏語。感情や意識など、心の動きを有するもの。人間・鳥獣など。衆生。→非情 →無情
うずくま・る【蹲る/踞る】
[動ラ五(四)] 1 からだを丸くしてしゃがみ込む。また、獣が足をたたみ込んで腹ばいになる。「物陰に—・る」 2 しゃがんで礼をする。「扇を笏(しゃく)にとりて、すこしうつぶして、—・り居たり」...
うそ‐ぶ・く【嘯く】
[動カ五(四)]《「嘯(うそ)吹く」が原義》 1 とぼけて知らないふりをする。「そんなことがあったかね、と平気な顔で—・く」 2 偉そうに大きなことを言う。豪語する。「絶対に優勝してみせる、と—...
うとまし・い【疎ましい】
[形][文]うとま・し[シク]《動詞「うとむ」の形容詞化》 1 好感がもてず遠ざけたい。いやである。いとわしい。「名前を聞くのも—・い」 2 異様で恐ろしい。気味が悪い。不気味である。「深き山の...