えき‐じゅう【益獣】
人畜の生活や農林業上で有益とされるけもの。ネズミをとるネコ、虫をとるコウモリなど。⇔害獣。
えだ【枝】
[名] 1 茎や幹から分かれて出た部分。葉をつけたり、さらに小枝を出したりする。「—もたわわに実がなる」 2 本(もと)となるものから分かれて出たもの。「—道」「話の—葉」 3 子孫。一族。う...
え‐とり【餌取り】
古代・中世に、鷹狩りの鷹のえさとするため、獣肉の供給を業とした人。〈和名抄〉
え‐ば【餌ば】
《「餌食(えば)み」の略》 1 鳥獣や魚のえさ。え。 2 人を誘うために利用するもの。えさ。「斯るわずかの功名を—となして」〈井上勤訳・狐の裁判〉 3 人の欲望を満たすためのもの。えじき。「この...
え‐ば・む【餌食む】
[動マ四]鳥や獣がえさを食う。「鳥、獣(けだもの)の—・むをばうらやましがる御詞(ことば)」〈浄・先代萩〉
え‐まき【絵巻】
経典の絵解き、社寺の縁起、高僧の伝記、説話や作り物語などを絵に描き、変化する画面を鑑賞する巻物。ふつう、画面を説明する詞書(ことばがき)を絵と交互に書き添える。奈良時代に始まり、平安・鎌倉期に盛...
えん【苑】
[人名用漢字] [音]エン(ヱン)(漢) オン(ヲン)(呉) [訓]その 〈エン〉 1 囲いをして、植物を植え、または、鳥獣を放し飼いにする所。その。「外苑・御苑(ぎょえん)・禁苑」 2 学問...
えん‐そう【淵藪/淵叢】
《「淵」は魚の、「藪」は鳥獣の集まる所の意》物事の寄り集まる所。活動の中心地。「百工技芸の—にて」〈竜渓・経国美談〉
えん‐ゆう【園囿/苑囿】
《「囿」は鳥獣を放し飼いにする所の意》草木を植え、鳥や獣を飼う所。
おい‐はな・す【追(い)放す】
[動サ五(四)] 1 とらえていた鳥獣を自由にする。「傷のなおった鷹(たか)を山に—・す」 2 「おいはなつ1」に同じ。「彼石を背(せなか)に負(おほ)せて楚山にこそ—・されけれ」〈太平記・二六〉