死生(しせい)命(めい)あり
《「論語」顔淵から》生死は天命によるもので、人の力ではどうすることもできない。
し‐せん【死線】
1 生死の境。「—をさまよう」 2 捕虜収容所や牢獄(ろうごく)などの周囲に設けられた線。これを越えると逃走を企てたものとして銃殺される。
死線(しせん)を越(こ)えて
生死を考えずに。決死の覚悟で。 [補説]大正9年(1920)刊の賀川豊彦の小説の題名から。
死線(しせん)を越(こ)・える
生死の境をきりぬける。→死線を越えて
しっそう‐しゃ【失踪者】
居所や生死のわからない人。また、失踪宣告を受けた人。 [補説]書名別項。→失踪者
しっそう‐せんこく【失踪宣告】
人の生死が一定期間(普通は7年、戦争や遭難など特別の危難にあった場合はその危難が去ってから1年)不明の状態が続いているとき、利害関係人の請求によって家庭裁判所が死亡したものとみなす宣告。
しに‐いき【死に生き】
1 死ぬことと生きること。生死。生き死に。 2 死ぬこと。「—も出来かねまいと思へば、胸もふさがって」〈浄・氷の朔日〉
死(し)ぬの生(い)きるのという騒(さわ)ぎ
死ぬとか死なないとか口走るような大げさな騒ぎ。また、生死にかかわるような深刻な騒ぎ。
しゅつり‐しょうじ【出離生死】
仏語。悟りを開いて、生死の苦海から脱すること。涅槃(ねはん)の境地に入ること。
シュレーディンガー‐の‐ねこ【シュレーディンガーの猫】
オーストリアの物理学者、E=シュレーディンガーが考案した量子力学に関する思考実験。ラジウムがα粒子を放出すると毒ガスが発生する装置を猫とともに箱に収め、α崩壊の半減期を経過した後に猫の生死を問う...