あか・い【赤い/紅い】
[形][文]あか・し[ク]《「明(あか)し」と同語源》 1 赤色をしている。赤黄色から深赤色までを含めていう。「—・い夕日」 2 左翼的思想をもっている。共産主義者である。「—・く染まった学生」...
かっき‐と
[副] 1 矢を放つときの音を表す語。「きりきりきりと引きしぼり、しばし固めて—放し」〈浄・百合若大臣〉 2 確かなさま。かっきり。「—身共はさやうに存ずるほどに」〈虎明狂・筑紫の奥〉
しっぱ
[副]よくしなうさま。「—と保って放つ矢が」〈浄・百合若大臣〉
ぬくめ‐どり【温め鳥】
1 冬の寒い夜、鷹(たか)が小鳥を捕らえてつかみ、足をあたためること。また、その小鳥。翌朝その小鳥を放し、その飛び去った方向へその日は行かないという。《季 冬》「遥かなる行方の冴や—/青々」 2...
喉(のど)が渇(かわ)・く
1 飲み物が欲しくなる。「炎天下を歩いて—・く」 2 人の持ち物をうらやみ、欲しがる。「あの刀、ええ欲しいこと欲しいこと、—・く」〈浄・百合若大臣〉
はれ‐ぎぬ【晴れ衣】
「晴れ着」に同じ。「今織るはまた、父の殿御の—」〈浄・百合若大臣〉
ひと‐の‐うえ【人の上】
1 他人の身の上。「物うらやみし、身の上なげき、—言ひ」〈枕・二八〉 2 人間の身の上。「—の善悪は、人相、相生(さうじゃう)、生まれ性」〈浄・百合若大臣〉
むねん‐むそう【無念無想】
1 仏語。一切の想念を離れること。無我の境地に入り、無心になること。 2 しっかりした考えを持っていないこと。思慮のないこと。「—の下部ども」〈浄・百合若大臣〉
め‐かい【目界】
目に映る範囲。視界。「—の見えぬ女の身」〈浄・百合若大臣〉
ゆ‐あがり【湯上(が)り】
1 風呂から出たばかりの時。「—のビール」「—タオル」 2 湯治を終えること。湯治して病気が治ること。「めでたや今の—は、永々の中風病み」〈浄・百合若大臣〉