い‐の‐め【猪の目】
《形がイノシシの目に似ているところから》 1 刳(く)り形の一。ハート形で、飾り金具や額縁・経机の彫刻などに用いる。猪の目透かし。 2 琵琶の胴の上にある覆手(ふくじゅ)にあけた穴。これに弦を通...
いぼ‐め【疣目】
皮膚の表面に部分的に生じる硬くなった表皮の組織。胼胝(たこ)。
い‐め【射目】
狩りで獲物を射るときに身を隠す設備。「野の上には跡見(とみ)据ゑ置きてみ山には—立て渡し」〈万・九二六〉
いや‐め【否目】
[名・形動ナリ]悲しそうな目つき。また、悲しげなさま。「うちひそみつつ泣くを…なぞ斯く—なると、憎くをこにも思ふ」〈源・東屋〉
いり‐め【入(り)目】
[名・形動] 1 費やした金高。経費。出費。「種々(さまざま)の—を幾晩かかかって漸く調べあげた積り書」〈露伴・五重塔〉 2 控えめなこと。また、そのさま。「—にもなく、又さし出でても見えぬ様に...
いれ‐め【入れ目】
1 人造の眼球。義眼(ぎがん)。仮眼(かがん)。 2 江戸時代、大坂蔵屋敷の払い下げ米を落札した者が代金といっしょに払う手数料。
いろ‐め【色目】
1 色合い。色調。「渋い—の帯」 2 異性の気を引くような目つき。流し目。秋波。 3 衣服・調度などの色合いの名。「襲(かさね)の—」 4 思いが表れている顔色・動作。そぶり。「少しも騒ぎたる—...
うお‐の‐め【魚の目】
《形がさかなの目に似ているところから》皮膚の角質の一部が肥厚し、楔(くさび)状に真皮(しんぴ)に食い込んでいるもの。足の裏や指の間にできることが多く、押すと痛い。鶏眼(けいがん)。そこまめ。
うき‐め【憂き目】
つらいこと。苦しい体験。「落選の—を見る」「失恋の—にあう」
うさぎのめ【兎の眼】
灰谷健次郎による児童文学作品。昭和49年(1974)刊行。挿絵は長谷川知子。小学1年生のクラス担任となった、新卒の若い女性教師の成長を描く。NHKの番組、少年ドラマシリーズでドラマ化されたほか、...