一(いち)を以(もっ)て万(ばん)を知(し)る
《「荀子」非相から》「一を聞いて十を知る」に同じ。
一死(いっし)一生(いっせい)乃(すなわ)ち交情(こうじょう)を知(し)る
《「史記」汲鄭伝賛から》人には生死や栄枯盛衰があるが、その時その時に変わる人々の態度によって人情の表裏を知るものである。
いっち‐はんかい【一知半解】
物事の理解のしかたが中途半端なこと。なまかじりの知識。「—の徒」
いのち‐しらず【命知らず】
[名・形動] 1 生命の危険をも考えずに振る舞うこと。また、その人や、そのさま。「—が集まる」「—な冒険」 2 丈夫で長持ちすること。また、そのもの。「この手紬(てつむぎ)の碁盤縞(ごばんじま)...
井(い)の中(なか)の蛙(かわず)大海(たいかい)を知(し)らず
自分の狭い知識や考えにとらわれて、他の広い世界のあることを知らないで得々としているさまをいう。井蛙(せいあ)。
いはい‐ちぎょう【位牌知行】
世襲した知行や俸禄(ほうろく)。本人の功績でないことを軽蔑していう語。「親の—をとり、楽々とその通りに世を送る事、本意にあらず」〈浮・永代蔵・四〉
いれ‐ぢえ【入れ知恵】
[名](スル)他人に知恵をつけること。また、他人からつけられた知恵。多く、悪いことにいう。付け知恵。「幼い弟に—する」
いわず‐と‐しれた【言わずと知れた】
[連語]言わなくてもわかっている。わかりきった。「健康が第一なのは—ことだ」
インドじんのげんごとちえ【インド人の言語と知恵】
《原題、(ドイツ)Über die Sprache und Weisheit der Indier》シュレーゲルによる比較言語学の論文。1808年発表。
うかがい‐し・る【窺い知る】
[動ラ五(四)]すでにわかっていることをもとにして推測し、そのあらましを知る。だいたいの見当をつける。「表情から自信のほどを—・る」「—・れない内情」