たど・る【辿る】
[動ラ五(四)] 1 道筋に沿ってめざす方向へ進む。「家路を—・る」 2 歩きにくい道や知らない道を確かめながら苦労して行く。迷いながら手探りで進む。「山道を歩一歩と—・る」「いばらの道を—・る...
ちとすな【血と砂】
《原題、(スペイン)Sangre y arena》ブラスコ=イバニェスの小説。1908年刊。若き闘牛士の栄光と破滅を描く。1922年、1941年、1989年に映画化されている。
土仏(つちぼとけ)の水遊(みずあそ)び
《土仏が水に溶けて崩れていくところから》身の破滅を招くようなことをみずからすることのたとえ。土仏の水狂い。土仏の水なぶり。
デストロイヤー【destroyer】
1 破壊者。破滅させるもの。 2 駆逐艦。
とうかいどうよつやかいだん【東海道四谷怪談】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。4世鶴屋南北作。文政8年(1825)江戸中村座初演。塩冶(えんや)家の浪人民谷伊右衛門は、仲間とともに立身のために妻お岩の毒殺をはかり、憤死させるが、その怨霊にたたら...
にんげんしっかく【人間失格】
太宰治の小説。昭和23年(1948)発表。人間の生活の営みに適応できずに破滅していく主人公を、作者自身の体験と生涯を投影させて手記の形で描く。
はくち【白痴】
《原題、(ロシア)Idiot》ドストエフスキーの長編小説。1868年刊。白痴とよばれるほど純真無垢な魂をもつムイシュキン公爵が、現実の社会の中でその美しい魂を破滅させていくさまを描く。
川端...
はて‐くち【果て口】
命の果てるきっかけ。破滅のもと。転じて、物事の終わりぎわ。「芝居の—ほど騒がしきを」〈浮・曲三味線・二〉
パーフェクト‐ストーム【perfect storm】
複数の厄災が同時に起こり、破滅的な事態に至ること。2008年、世界中に広がった経済危機の震源地となった米国の金融恐慌をいう語。究極の嵐。 [補説]北大西洋上で三つの嵐が重なり、巨大な高波が発生し...
ひし
災いのもと。災難。破滅。「浮き名に沈む水底の、皆身の—とは知りながら」〈浄・五人兄弟〉