ちゃ‐わん【茶碗】
1 茶を入れ、または飯を盛る陶磁製の碗。特に茶の湯では、天目形・沓(くつ)形などの茶碗が用いられる。 2 古く、陶磁器の総称。 3 「茶碗盛り」の略。
ちょう‐か【彫花】
陶磁器に施された彫刻文様。また、その技法。
つしま‐やき【対馬焼】
対馬から産出した焼き物。ふつう、朝鮮の釜山窯(ふざんよう)のものも含めていう。享保(1716〜1736)ごろ朝鮮の陶法が伝えられて創始。茶器が主で、陶器のほか磁器も焼いた。
つり‐はないけ【釣(り)花生け】
上からつるして用いる花生け。竹・金属・陶磁器などで作り、鎖などでつるす。釣り花入れ。
てっしゃ‐ゆう【鉄砂釉】
陶磁器の釉(うわぐすり)の一。酸化鉄を多く含み黒褐色に発色する。鉄砂。
てつ‐え【鉄絵】
酸化鉄を含む絵の具または釉(うわぐすり)で絵付けをした陶磁器。絵付けの部分が黒褐色・赤褐色などを呈する。鉄砂(てっしゃ)。
てんしゃ‐し【転写紙】
ゼラチン・卵白などで作った特殊なのりを塗り、書画などを印刷してある紙。直接印刷できない陶磁器や曲面に裏向きにはりつけ、のち紙をはがして印刷面を転写するのに用いる。
デルフト【Delft】
オランダ南西部、ゾイトホラント州の都市。東洋磁器を模したデルフト陶器で有名。17世紀の画家フェルメールの生地。オランダ東インド会社の支社が置かれた。
トゥルネー【Tournai】
ベルギー西部、エノー州の都市。初代フランク国王クロビス1世の生地。6世紀にフランク王国の中心地として司教座が置かれた。タペストリーや陶磁器の生産で発展。12世紀から13世紀にかけて建造されたロマ...
とう‐き【陶器】
1 陶磁器のうち、素地(きじ)の焼き締まりが中程度で吸水性があり、釉(うわぐすり)を施した非透光性のもの。土器よりもかたいが、磁器にくらべてやわらかい。 2 陶磁器類の総称。焼き物。せともの。