ベロ‐あい【ベロ藍】
「紺青」に同じ。藍絵や陶磁器の色についていう。「ベルリン藍」がなまったもの。
ペトン
《(中国語)》中国江西省の景徳鎮窯で焼成する陶磁器用の土。転じて、陶器の素地土。
ほたる‐で【蛍手】
磁器の素地(きじ)を透かし彫りにし、その箇所に釉(うわぐすり)を充塡(じゅうてん)して焼き上げたもの。光を通して文様が浮き上がる。中国、明代におこった。
ほん‐がま【本窯】
1 楽焼きの一派。長次郎を祖とする楽本家に属するもの。→脇窯 2 陶磁器で、釉(うわぐすり)を施したのちに高火度で本焼きする窯。素焼き窯・錦窯(きんがま)などに対していう。
ほん‐きん【本金】
1 まじりけのない金。純金。 2 資本金。元金。 3 陶磁器の金彩色に用いる、純金に近い絵の具。王水で化学的に抽出した金を膠液(にかわえき)で溶いて金泥とし、高火度で焼き付ける。
ほんぎょう‐やき【本業焼】
瀬戸で文化年間(1804〜1818)に磁器の製造が始まり、それを新製焼とよんだのに対して、旧来の陶器をさす称。
ボーン‐チャイナ【bone china】
骨灰と磁土を混ぜて焼成した半透明乳白色の磁器。古くから英国で発達した。骨灰磁器。
ポーセリン【porcelain】
《「ポースレン」「ポーセレン」とも》 1 磁器。磁器製品。 2 磁器製の入れ歯。
マイセン【Meißen】
ドイツ南東部の都市。ドレスデンの北西にあり、エルベ川に臨む。18世紀初頭、ザクセン選帝侯フリードリヒ=アウグスト1世により王立磁器製作所が設けられ、マイセン磁器の製造で知られるようになった。13...
マイセン‐じき【マイセン磁器】
ドイツのマイセン産の磁器。欧州で最初の硬質磁器で、18世紀初頭以来、今日に至るまで名声を保つ。